その場所に配置されている理由は・・ 

From:関谷はやと

今朝のこと、
前日までに預かっていた
お客様の車を移動させようとした時、

前日に自走で入庫してきたはずの車が、
『バッテリー上がり』を起こしていたんですね。

ちなみに、こういった場合は、
工場に備え付けの急速充電器をつないで、
エンジンを始動させます・・

まあ、
『いつもの手慣れた作業』なので、
特に気にすることはないんですけど、

その時に限って、
バッテリーのターミナルと呼ばれる
端子部分に意識が向いて、

『さすがよく考えて作ってあるな〜』と、
改めて思ったことがあったんです。

それが、
バッテリーのプラス端子と
マイナス端子が付いている位置
なんですけど・・


写真を見てもらえば分かりますが、
エンジン始動用につないである
赤いクリップの方がプラス端子で、
黒いクリップの方がマイナス端子です。

向きでいうと、
プラス端子は車両の内側、
マイナス端子は外側に位置しています。

ここで改めて・・

車用のバッテリーもそうですが、
電気というのはプラス側から
マイナス側へと流れていくため、

電気回路の途中には
必ずスイッチが設けられていて、

必要がないときには、
電気が流れないようにして、
バッテリーに蓄えてある電気を
消費しない作りになっています。

ところが、
衝突事故のようなアクシデントで、
バッテリーのプラス端子が、
車のボディーをはじめとする
金属部分に触れてしまうと、

その瞬間、
バッテリーの大電流によって
スパーク(火花)が発生します。

このとき、事故の衝撃で、
もしガソリン漏れでも起こしていたら、
車両火災になってしまうかも知れません(恐)

また、この状態というのは、
バッテリーのプラス端子とマイナス端子を
直結したのと同じ状態なので、

バッテリーの電気が
そのまま熱エネルギーとなって、
バッテリーが破裂する恐れもあります。

そこで自動車メーカーは、
もし衝突事故に遭った場合でも、
そういった可能性を少しでも下げるため、

バッテリーのプラス端子が、
車両の内側へと位置するように
設計してるんですね〜(驚)

バッテリー1つ取ってみても分かるように、

エンジンルームという、
限られたスペースの中に配置される
部品や装置の位置は、

空間を占める割合や
重量のバランスだけじゃなく、
実はもしもの時の安全性までを考えて
決められているんですよ。

関谷はやと

 
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