売るためのアイデアと努力 その3 

From:関谷はやと

今回もまた、
『売るためのアイデアと努力』
というテーマで、
前回までとは違った方法を
話題にしたいと思います。

世間で名の通ったブランドの
ロゴマークが付いたハンカチやタオル、
ソックスに折り畳み傘といった日用品が
『ノベルティ・グッズ』として、
使われているケースをよく見かけます。

いつもこのメルマガを読んでくれているあなたも
こういったノベルティ・グッズを手にしたことが、
きっと1度や2度はあると思います・・

こうした、
特定のブランドのロゴマークを付けることが
ノベルティ・グッズそのものの価値を上げたり、

様々な人の目に触れるケースが増えることで、
ブランドの認知度を上げる効果もあって、
今でもその手法は用いられていますが、

ただ、日用品があふれてる現在では、
そこまで有難がられてるものでもないのが
現実なんですよね〜

ところで、
実は自動車メーカーにも、
これと同じ方法を用いて、一定の販売数を
キープしてるブランドがあるんですよ。

以前にも、このメルマガで
話題にしたことがあるイタリアの
『フィアット500』というモデルで、

アルマーニやグッチ、
ブルガリ、ディーゼルといった
有名なファッションブランドや
アクセサリーブランドとコラボして
内外装のデザインを仕立てた限定車を

数十〜百台前後の規模で生産し、
2〜3ヶ月に一度のペースで発売しています。

まあパッと見では、
ゆで卵のようなスタイルなんですけど、
コラボするブランドから見れば、
自社ブランドの特徴を表現するには、
味付けしやすい素材なのかも知れませんね〜

これって、
イタリアならではのブランド展開術なのか、
最初にお話しした日用品と、
やり方はほぼ同じです。

ちなみにですが、
車としてのフィアット500は、
スポーツ仕様に性能を強化したモデル以外
ごく普通のコンパクトカーと、
特に変わったところはありません。

それどころか、後部座席があるものの
見ての通りドアは左右に1枚ずつしかないので、
その点でいうと、日本車メーカーの
コンパクトカーの方が使い勝手は良いはず
なんですよね〜

にもかかわらず、
一定数のファン層を獲得し、
新たな限定車が登場するたび
売れ続けていることを考えると、

他の有名ブランドのロゴマークを
自社商品に付けて販売するという手法は、
もともと高額商品である自動車との
相性が良い、ということなんでしょうか・・

関谷はやと

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