極端すぎるのも・・ 

From:関谷はやと

今朝のこと、車業界にとっては
かなり衝撃的なニュースが流れました。

ニュースによると、
イギリス政府が、かねてから目標にしていた、
2040年以降は
電動車以外の販売を禁止する、という、
車の電動化に向けた方針を
さらに加速させるため、

当初の予定を前倒しする形で
2035年以降は、ハイブリッド車も含む
ガソリン、ディーゼル車の販売を禁止する・・と、

イギリスのジョンソン首相が
『国連気候変動枠組み条約(COP)』の
関連イベントで発表したそうです。

たしかに、
ここ1〜2年の動きを見ていると
主要な生産国と自動車メーカーが
車の電動化に向かってるのは明らかでしたが、
さすがにあと15年で・・となると、
正直驚きますよね〜

ただ、、車業界の現状を見てみると、
イギリスって、昨年1年間だけでも、
269万台もの自動車を
国内販売しているんですよ。

それを、あとわずか15年で、
すべての販売車をEVにするなんて・・
ハッキリ言って、
今の僕にはまだピンと来ません・・

というのも、
各国の販売状況を調べてみたんですけど、
アメリカが約1705万台、
ドイツが約396万台、
そして日本が519万台・・
また中国にいたっては、
なんと2577万台!?(驚)

ちなみに、いずれも昨年(2019)
1年間で国内販売された台数です。

しかも
ほとんどの生産国にとって自動車は、
その国の基幹産業となっています。

なので、ジョンソン首相が言うように
EV化100%を、
わずか15年でやってしまおうとすれば、
今の世界中の産業構造そのものを
ひっくり返す勢いで取り組まなくちゃいけません・・

まあ、、エンジン車に関わる産業を
何でもかんでも『禁止禁止』で進めれば、
達成できるのかも知れません・・

でも、その関連分野のおかげで
生活が成り立ってる人のことを、
この先どうやっていくのか?

それを同時に示してあげないと、
この100年近く主流だった石油が
単に電気に移っただけじゃないか!?
となる訳で・・

そんな進め方をしても、
電気産業に携わってる人たちだけの
利権となってしまいますよね。

たしかに
産業間や企業間の競争は必要ですけど、
どっちか極端に寄ってしまうと、
その影響が後になって必ず表面化し、
場合によっては
取り返しのつかない結果となることだって、
考えてほしいと思います。

今までのエンジン車に代わって、
排気ガスゼロのEVにすることで
CO2に代表される
地球温暖化ガスも削減され、
良い結果をもたらすことが
多いかも知れませんが・・

事はそう単純にいかないのが、
この世の常なんですよね〜

とはいっても僕自身は、
車の電動化に反対してる訳じゃなく、
むしろEVの可能性に期待してる方ですが、
ただイギリスの発表のように
極端に走るのもどうやろう・・
と思ってるだけですよ!

関谷はやと

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