いきなりステーキ！　

From：関谷はやと

インターネットニュースを読んでいたら、

あの『いきなりステーキ』の創業者
『一瀬邦夫』さんが、

『社長からのお願い』というタイトルで
『ぜひ、お店に来てください！』と、
ストレートに来店を促した手書きメッセージを
店内に掲示したことで話題になっていました。

その前に、特に飲食店って、
『どんな人が料理を作ってるんだろう・・』
というのが気になるお客さんも多いはず・・

なので、いろんな面で
お客さんに安心して食べてもらえるように、
『オープンキッチン』を採用したりと、

たしかに、
調理場面を見せるというのは、
スペースの問題から致し方ない、、
という事情もありますが・・

まあ、いずれにしても飲食店では、
こういった『顔を見せる』というのは
割とよくある話なので、

全国にチェーン展開している
『いきなりステーキ』なら、
社長さんの顔写真と
直筆メッセージのポスターが
店内に貼られてても
さほど驚くことじゃありません。

ところが！

話題になってるのは写真じゃなく、
そのメッセージの内容で、
（お客さんが来店してくれないと）

『このままでは近くのお店を
閉めることになります』と、

かなり大胆な内容なんですね・・

ちなみに、
いきなりステーキの特徴って、
何といっても『立ち食いスタイル』です。

これは、
店舗内から椅子を外すことで、
来店客１人あたりのスペースを小さくなれば、
その分一度により多くのお客さんが
入店できます。

すると、
店舗全体で見れば収益性が上がるので、
それをメニューの価格に反映させれば、

『高級なステーキをリーズナブルな価格で
食べることができる』という、

他にはない斬新な形態のお店となり、

それが大受けしたんですね〜

その勢いに乗って、
店舗数が急激に増えたところまでは
良かったんですが・・

しかし、、ここに来て、
出店にかかる経費負担が増えたことと、
『立ち食いスタイルのステーキ』が
ブームから落ち着いたことで
来客数が目減りしてしまったんですね。

そこで冒頭の『このままだと・・』という、
『社長からのメッセージ』となった訳ですが、

ただ、このメッセージについては、
ある経営コンサルタントの方が、
（来てくれないとお店を閉めるなんて）
『そんな上から目線で言っちゃダメだよ・・』

みたいなコメントを出してました。

たしかに、
そう受け取ることもできますが・・

でも僕がこのメッセージから感じたのは、

創業者一瀬邦夫氏の
急拡大し過ぎたことへの反省と、今後は、

『高級肉をリーズナブルに食べてもらいたい』

という創業当初からの想いを感じてくれる
お客さま向けの店構えと店舗数にして、

ブームや話題性だけで来店された
お客さんとは少し距離を置きますよ。

そのためには店舗数が減ってしまうのも
止むを得ません・・という、

覚悟のメッセージに受け取れました。

果たしていきなりステーキは
今後どうなるんでしょうか・・

関谷はやと

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