『忘れる』って、実はとても大切なこと 

From:関谷はやと

あれは、たしか僕が
小学2年生の時の参観日だったと思います・・

その時の教科が、
『学級会』の実況だったんですが、、、

いつもと違う机の配置と、
(教室内で机を四角形に並べ替えて、
みんなで中央に向く形ね・・)

『参観日』という、
これまたいつもと違った雰囲気のため、

なぜか異様にテンションの上がった僕は、、

議長役の人が、
『○○について何か発言は?』
みたいに、意見を集約するたびに・・

『ハイ!ハイ!』と、
議長に指名してもらうまで何度も、

しつこいくらい挙手をしていました。

なので、議長役の人も、
仕方ないなあ・・という感じで、

『(じゃあ)はい、関谷くん』と、

指名してくれるんですけど、、

そもそも、
『いつもと違う』という理由で、
自分勝手にテンションが上がっただけなんで、

ハッキリ言って、僕の挙手は勢いだけです・・

なので、会議の場にとって
肝心な意見など何ひとつ考えていません。

そこで、、

僕が何て発言したのかというと、、

『はい、・・忘れました!』

『ハイ、分かりません!』

と完全にバ○丸出しな受け答え・・

いま考えると、

みんなの貴重な時間を奪ったうえ、
会議の進行をぶち壊すということを
やってたんだと反省していますが・・

しかし!

あえて言い訳を許してもらえるなら、

あのときは単にふざけてたんじゃなく、

当時の僕なりに、
参観日を見に来てくれた母親に、
『良いところを見せたい!』という、
気持ちが行動に出ただけだったんです・・

というのも、

教室の後ろを見てみると、
『あっ!?お母ちゃん来とるやん』

みたいな感じで、
テンションは上がったもののも、、

何せ当時は勉強するということを
全くしてなかった僕には、

学級会で何の話し合いをしてるのか、、
それすら理解できてませんし、、

なので当然、何と答えて良いのか
分かるはずもなく・・

でも、、良いところだけは見せたいという、、
何とも自分勝手な考えだったんですね〜

そして、それが
3度目4度目ともなると、

さすがにクラスのみんなや、
参観に来てた他の親御さんたちも、

僕が手を挙げようとした瞬間に、
クスクスと笑いだす始末でした・・

それでも、その時の僕は、

『みんな、何で笑うんだろう・・』と、
本当に不思議でなりませんでしたが、

家に帰ったあと、母親に笑われながら、

『恥ずかしくてヒヤヒヤしたよ・・』

みたいなことを言われました。
(そりゃ当然ですよね・・笑)

その後数十年にわたって、

今でも当時のことを言われ続けてます・・

まあ、それだけのことを
しでかしたんですから、、

仕方ないでしょうね〜(笑)

と、、

僕のは褒められた例じゃないですが、、

最近、AI(人工知能)といった、
コンピューターの分野が急激に進化し、
それを持ち上げる風潮に対して、

こういう『忘れる』に始まって、

『間違う』とか『失敗する』って、、

生身の生き物だけが持ってる、

素晴らしい機能なんじゃないか?

ちなみに、
野生動物なんかの場合だと、

忘れる・間違う・失敗するイコール
即、生命の危険にさらられる・・

に結びつくことは知られてますよね。

でもその反面、、

『忘れる』というのは、

生き物にとって、
また必要なことでもあるんだと、

そう強く思うようになりました・・

例えば花を咲かせる植物だって、、

極端な例を除けば、
夏の水不足でどれほど苦労したとしても、

翌年には、また花を咲かせるために
水が必要なつぼみを付けているし、

動物だって、
自分が食べるエサを手に入れるだけでも、
ムチャクチャ苦労したはずなのに、
また子孫を残そうとしています・・

ということは、その時の苦労を、
ある意味『忘れられる』からこそ、

生き物は連綿と続いてるんだと思います。

まあ、科学的にいえば、
生き物には本能(遺伝子)的に
そういうことに対処する機能が備わってるから、
なんでしょうが・・

とりあえずここでは、
それを『忘れる』と表現します。

なので、、

学習や経験をすればするほど賢くなる
AI(人工知能)にとって、、
一番の心配事、恐れといえば、

きっと
『忘れられないこと』に加えて、
色んな事例を何でもかんでも受け入れた結果、
メモリ不足となって思考停止に陥ることだと・・

そういう見方をすると、
忘れるとか間違う、失敗するということが、

僕たちの大切な機能となっていて、

またそれを経験することが、
どれほど素晴らしいことなのか、
分かってもらえると思います。

ただし!

もしこのメルマガを、
現役の小学生が読んでくれてたとしても、

決して僕のマネをしちゃいけませよ〜!(笑)

関谷はやと

***********************

メールマガジン【三栄自動車のメルマガ】

発行責任者:関谷はやと (三栄自動車整備工場)

〒790-0054 愛媛県松山市空港通2丁目14番7号
ホームページ:  https://3ei-j.com/
メールアドレス: info@3ei-j.com

***********************

メルマガの配信を解除される方は、
コチラをクリックして下さい。

https://abaql.biz/brd/55s/3ei-jseibi/mail_cancel.php?cd=05rtLFeSX90Bk1

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です