復活したのに・・ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今回メルマガも車ネタになりますが(笑)

昨日からスイスで始まった車の国際見本市、
『ジュネーブモーター・ショー』で、

今回、世界で初披露となったのが、

トヨタの2ドアスポーツカー『スープラ』です。

実はこの『スープラ』というモデルは

僕と同世代くらいの人たちにとっては、
とても懐かしい響きの車名なんです。

たしかに以前から、

『復活するかも〜!?』とは言われてたんですけど、

あなたも知っている通り、
『2ドアのスポーツカー』って、

荷物を収納するとか、
たくさんの人数がゆったりと座れるといった、

実用面でいうと全くの『ゼロ』で、

その面でいうと今一番人気がある、

ワンボックス型ワゴンとは対極にある車です。

なので需要というか、市場自体も限定的なため、

販売台数が伸びる車じゃないことも確かです。

となるとトヨタとしても、
『どうせ同じ額の投資をするなら・・』

という理由から、

新型モデルの発表も次第に遠ざかり、

ついには、
『フェードアウトしてしまった車』として、
もはや語り草になってたモデルでした。

その『スープラ』がいよいよ復活するんですね・・

復活の理由は、車への関わり方が変わり、

さっきお話しした実用性の『対極』にある、
『趣味性』とか『個性・独自性』に対しても、

人々がお金を掛けるようになったからなんです。

ところで、

この車が登場したのは1986年(昭和61年)で、

その時のスタイルは
『リトラクタブル・ヘッドライト』と呼ばれる、

普段はヘッドライトがボディーの中に隠れていて、

ライトが必要なときにだけ、
起き上がってくるタイプでした。

そのため、
僕たちの間では『隠しライト』と呼んでいて、

往年のスポーツカーにも、
このスタイルを採用してるモデルが結構ありました。

最近の車で有名なのは、

マツダ・ロードスターの初期型
『ユーノス・ロードスター』というモデルが、

このスタイルで最も売れた車だと思います。

じゃあ何で、スポーツカーには、

『隠しライト』が多かったのかというと・・

それは、

ヘッドライトの突起を無くすことで、
『空気抵抗』が少なくなるため、

最高速度競争で優位に立てる、という理由からです。

ただ、僕たち一般のドライバーにとっては、

『最高速度』なんて出せるはずもないんで、

そんな理由よりも、

ヘッドライトが作動した時に、

『どんなスタイルになるんだろう?』と、

興味をそそられる感覚の方で、

人気があったように思います。

ちなみに現在では、

小さくても十分な明るさを確保できるまでに

ヘッドランプの性能も飛躍的に向上したため、

わざわざ複雑な仕組みの

『隠しライト』にする必要もありません。

そこで、

最新のスープラのスタイルを観てみると・・

残念ながら『隠しライト』じゃなく、

一般的なスタイルのヘッドライトでした。

そのせいか、、

すでに『全貌を見た感』が満たされてしまって、

僕の興味はそれ以上高まりませんでした。

なので僕の超個人的な意見としては、

『空気抵抗』よりも『興味をそそる』方に注力して、

スープラを開発して欲しかったなあ・・と思います。

もうそんなに『速い車』にしなくても、

みんな買ってくれると思うんですけどね〜

関谷はやと

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