エンジンのバイプレイヤー 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

僕の商売柄、

車に搭載されているエンジンに
新しい機構が追加されたりすると、

『どんな仕組みになってるんやろう・・』
と、やはり気になります。

そこで時々思い出すのが、

昔の車、、と言っても、

まだ30年そこそこ前のエンジンについていた
『チョーク』と呼ばれる装置です。

この『チョーク』っていう名称ですけど、

聞く人によっては、

黒板に書くときに使う
『チョーク』をイメージする人もいれば、

柔道やプロレスの
『絞め技』をイメージする人もいるはずです(笑)

でも僕の場合は、
エンジンについてる装置の『チョーク』です。

ところで、このチョークが、
一体何の役目をしてるのかというと、

例えば、キャンプなんかで、
『火(ひ)』を起こすときって、

いきなりフーフーとやって、
空気を送り過ぎると火が消えてしまうので、

まず最初は、
空気が入り過ぎないように火の周りを囲った上で、
『燃えやすいもの』をたくさん投入しますよね。

そして、火に勢いがついてきたら初めて、

フーフーとやって火力を調節します。

車の場合もこれと同じで、

エンジンを掛け始めの時には、

一定速で走っている時と比べて、
たくさんのガソリンを必要とします。

とはいっても、
そこでガソリンを使いすぎると、
燃費が悪くなるので、

逆転の発想として、
エンジンに送り込む空気
(フーフーする方)の量を少なくすることで、

使うガソリンの量を増やさなくても、

一定速で走ってる時と比べて、
ガソリンをたくさん供給してるのと
同じ結果が得られるようにしています。

じゃあ実際にどうしてるかというと・・

エンジンの空気吸い込み口に『フタ』をして、

空気の量を調整するだけです。

それを車の場合は、
運転席からでも調整出来るように、

『チョーク・レバー』
というレバーで遠隔操作していました。

とはいっても、
金属製のフタをワイヤーで引っ張るだけの、
シンプルな装置ですが・・

当時(30年ほど前)の車には、
『チョーク』が普通についてたんですね〜

で、、そんな原始的ともいえる装置が、

現在の車にもついてるのかというと・・

答えは『ちゃんとついてます!』

ただ正確にいうと
『機能として』ついてるだけですが・・

今では、
ガソリンの供給量を
コンピューターで細かく調整することで、
チョークと同じ機能を果たしています。

こういう機能って、あまり目立ちませんが、

でも実は、そうやって、
一滴のガソリンも無駄にすることなく、
より高い出力が得られるように、

一つ一つの装置を進化させているんです。

関谷はやと

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