JR四国の黒字化アイデア その2 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

昨日の日曜日のこと、

その日、休日当番だった僕が、

事務所で仕事をしていると、

通りがかりの男性から、

タイヤのメンテナンスについて質問されました。

ただ、、その方は自転車で来られてたので、

実際にタイヤを見ることができません。

なので、こういう時は、
タイヤの話などそこそこにして、

話題を世間話へ移すに限ります。

するとその方は、

東京にある大手企業で、

(おそらく60歳の)定年まで勤められた後

故郷の松山に戻って来られた、

いわゆる『Jターン組』の方でした。

その方曰く、

『四国の魚と野菜は素晴らしいです!』

しかし、
『外食の値段は東京以上に高い感じですね。』

と言ってました・・

これは、

例えば同程度の価格帯の定食だったら、
『感覚的に』東京の方が安く感じる・・

という意味だそうです。

そりゃ東京と松山とじゃあ、

人口と食材の集まるボリュームが違いますからね〜

そこで・・確信したのが、

昨日あなたにお話しした、

僕がJR四国を黒字化するために考えた、
全車ビュッフェ列車にするというアイデアです。

もしかすると観光資源としてなら、

本当にイケそうな気がしてきましたよ!(笑)

まあ、このアイデアは置いておいて、

今回は、
コツコツと乗車率を上げながら、
鉄道事業を黒字化するための、

必勝パターンの話題でしたね・・

実はそれには、

あの『宝塚歌劇団』と深い関係があるんです。

時代は今から100年以上前、

ある鉄道会社が、

大阪の梅田から、温泉地として有名な
兵庫県の『有馬温泉』との間を、

鉄道で結ぶ事業を進めていました。

しかし、その後皮肉なことに、

景気は恐慌へと向かったため、

鉄道事業に出資する人も、

会社を経営する人材もいなくなりました。

まるで今のJR四国のようですね・・

そこに現れたのが、

後の阪急東宝グループを率いることになる、

『小林一三(いちぞう)』と言う人物です。

でも、もちろん、

初めからうまく行ったわけじゃありませんよ。

梅田と有馬温泉の中間にある、

『宝塚』まで路線を広げると、

そこで新しく温泉施設を開設しました。

たぶん、路線を延ばすために必要な、

資金稼ぎをするのが目的でしょうね。

しかし、そのアイデアは大コケ・・

しかも途中で資金不足となり、

いよいよ終わりか・・?

そう思われた時、

彼は梅田から宝塚までの沿線を歩きながら、

途中の駅ごとに、

人さえ集まれば利用者が増えるんじゃないか?

そう考え、当時はまだ高嶺の花だった、

『マイホーム』を手に入れやすいようにと、

駅周辺を中心にして、

沿線に分譲地を造りました。

さらに家を買いやすいようにと、

『分割払い』を導入したところ、

それが的中して事業は好転、

ちょうど第一次世界大戦と重なった景気回復で、

人々の所得が増え始めたころです・・

そうなると世間では娯楽への欲求が高まり、

同時に進めていた宝塚の温泉施設を再利用した、

『宝塚歌劇団』が、これまた大当たり!

その後、起点の梅田駅に、

高級品を扱うデパート(後の阪急百貨店)を建てると、

梅田のデパート〜宝塚歌劇団の流れができました。

また、その途中の駅ごとに住宅があれば、

人々は沿線に憧れ、そこに住みたくなります。

つまり、従来の鉄道のように、

元々その場所に人が居るから、

電車を走らせるのじゃなく、

何もない所に、

『最新の生活スタイルを創造する』ことで、

鉄道事業を黒字化へと進めたんですね〜

実は、
このアイデアを真似て成功したのが、

『東急東横線』で有名な東急電鉄や、
新宿・池袋から埼玉へと延びる西武鉄道なんです。

この続きはまた次回以降に・・

関谷はやと

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