衝撃的な名前のクルマ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

『今日は2月8日です、ロカビリーの日です・・』

今朝、会社に出てきて、

いつものように前日からお預かりしている、
お客様の車を移動していると、

例のカーナビから、さっきのような案内がありました・・

『ロカビリー・・って!?』

たぶんこの日に、
ロカビリーとつながる何かがあるんでしょうけど・・

よほど音楽好きの人じゃないと、

わざわざこんなジャンルを思いつきませんよね・・

ちなみに、このカーナビは、

国内最大手の自動車メーカー、
『T社』のカーナビに純正採用されているものです。

そして、どの機種にも
『今日は○○の日です』という具合に、

その日最初にエンジンを始動した時だけに案内されるという、

ある意味『コアな機能』なんです・・

それは、たとえ違う車に乗っても同じ案内をします。

というのも、

僕が毎朝やっている車の移動時に、
たまたま同じメーカーのカーナビを搭載した車があって、

それぞれの車に乗った時に、
『あっ、同じ案内や!』と確認をしていますので、

これは間違いありません。

ということは、
1年を通じて365回の
『今日は何の日』を案内することになりますが、

前にも話した通り、

『今日は豆腐の日です』とか、

『今日は銭湯の日です』みたいに、

音楽以外にも幅広いジャンルから選ばれています。

なので、

もし『音楽』というカテゴリーから選んだとしても、

普通ならメジャーな順から設定すると思うんですよね・・

『クラシックの日』とか、

『ロックの日』なら分かりますが・・

『ロカビリー』・・微妙です(笑)

1年は365日しかないんですよ!

本題から逸れましたので、そろそろ戻ります・・

今から約40年ほど前に、

突如としてブームになった、

『スーパーカー・ブーム』

僕もその1人なんですけど、

ある年代以上の人にとっては、

とても懐かしい響きだと思います。

それは、突然起こりました。

ある日、僕たちはいつものように、

小学校からの帰り道で、
他愛もない話をしながら歩いていたとき、

違う学年の人だったと思いますが、

『ランボルギーニ・カウンタック』という、

当時の僕には、

何か変身のときに使う、
決まり文句のようにしか聞こえない言葉を発しました。

その時は、聞き流していた程度だったんです・・

それが!!

1日1日と日を追うごとに、

みんながどんどんと同じ言葉を発するようになってきました。

それでも、僕にとっては、

『ランボルギーニ』とは別の、

マンガか何かのキャラクターか、
ロボットみたいなのに興味が向いてました。

しかし、、

僕と同じ興味を持っていた人たちも、

だんだんと、
『ランボルギーニ』という言葉を連発するようになり、

その頃には、
みんなとの話も合わなくなってきていました・・

そしてとうとう、

僕は見てしまったんです・・

誰かが持っていたB5サイズの下敷きのようなものに、

どーんと映し出された、
真っ赤な『ランボルギーニ・カウンタック』のシルエットを・・

『なんじゃあ!!これが車かぁ〜!!』

その時の衝撃は、今も忘れられません・・

それは何だか、自分だけが、

『明日は遠足です』というのを知らされずに、

翌朝お弁当を持ってくのを忘れたような衝撃です。

ま、僕が小学生の頃、
実際これに近いことがあったのは事実ですが・・

・・本題のスーパーカーに戻ります。

『なんじゃあ!!これが車かぁ〜!!』

からでしたね・・

それもそのはず、、

『カウンタック』という言葉は、

イタリア語で、
『驚き』とか『衝撃的な』という意味なんだそうです。

そのころ僕の周りを走っている車とは、

およそかけ離れた『くさび型』と呼ばれるシルエット、

これがマンガやSFの世界じゃなく、

実在する車だなんて・・

しかも、想像もつかない、
はるか遠くの国、ヨーロッパで造られているなんて・・

『カルチャー・ショック』とは、

こういったことを言うんでしょうね〜

その日から、

僕は当時住んでいた自宅から、
いま三栄自動車の前を通っている道路、

『空港通り』通いが始まりました・・

目的はもちろん、

『走っている車』、
それも限りなくスーパーカーっぽい車を見るためです・・

ここで当時の松山の車事情を話しますと、

クルマ好きの人が車を購入すると、

必ずと言っていいほど、
まずこの『空港通り』を走りに来てたんですね・・

というのも、その当時は、

直線で3km近くも走れる道路が、

ここにしかなかった、という理由からです・・

なので、
『飛ばすなら空港通り』ということで、

みなさん結構なスピードを出してくれたので、
間近でダイナミックな走りが見られたんです。

そういった意味では、

僕は恵まれた環境に住んでいました。

こんな風にして、

僕も含めて当時の日本中の子供たちは、

『スーパーカー・ブーム』にのめり込んでいったんです。

それから数年後、

僕は相変わらず、
スーパーカーの後を追っかけていて、

車の名前も軽く100種類以上は暗記していました。

人間、その気になれば覚えられるもんです!

算数の公式や漢字の方はサッパリでしたが・・(笑)

そしてまたある日のこと、、

初めて『スーパーカー』を目にした時と同じように、

今度は、

周りにいる誰もが、

『アチャーッ!!!!』とか奇怪な叫び声を上げながら、

飛び上がったりし始めました・・

これが、
今まで見たこともない格闘技、

『カンフー』ブームの先駆けとなった、

『ブルース・リー』の登場でした・・

当時、
日本中で板や屋根瓦が何万枚割られたことか・・

そして今回もまた、

僕は衝撃的な事実を知ることになったんです。

ブルース・リーが僕たちの前に現れた時、

この人はすでに『亡くなっていた・・』んです・・

そうやって僕たちは、

また新たな伝説を知ることで、

スーパーカー・ブームから、
次のブームへと引き込まれて行ったんです。

でも、次から次へと子供たちを惹きつけるこんなブームを、

一体誰が仕掛けたんでしょうね〜

今の僕には、

そちらの方にとても興味があります。

関谷はやと

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