火気厳禁 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

この数日で、大規模火災の報道を何度か目にしました。

先日新潟で起こった火事の発端は、

一軒の飲食店による火の取り扱いが不注意だったこと、

そして神奈川で起こった火災では、

産業廃棄物を積み上げた場所からの発火です。

このような場所で考えられるのは、

解体作業中に使ったガスバーナーによる火花か、

もしくは積み荷同士による『反応』です。

『反応』とは、

積み荷の中に含まれる、
化学薬品同士(特に液体のもの)の、
化学反応による発火や、

あるいは積み荷の材質が、

ほかの積み荷から染み出てきた化学薬品に触れることで、

反応して熱を持ことによって、

引き起こされる火災が大半の原因です。

僕たちがメンテナンスや修理のために、

手掛けている車でも、

注意をしていないと、

『火災』の危険は常にあるんです・・

例えば、
取り外した部品の洗浄には『灯油』を使いますし、

部品を塗装するときには、
塗料の溶剤として『シンナー』を使います。

さらに車の燃料としての『ガソリン』は、

この中でもっとも、
『揮発性(きはつせい)』の高い物質です。

あまり馴染みのない言葉、、

この『揮発性』って何じゃろ!?

と思った人のために、ちょっと解説します・・

その前に、

似たような表現で『蒸発』という言葉がありますよね。

『水が蒸発する』とか、、

昼ドラなんかに出てくる、
『誰それが蒸発した・・』なんていう表現です・・

人がそこからいなくなることを指して、
『蒸発』と言いますが、

これなんかは、

人間関係の中にも、
『水物のように流動的な部分』があることを、
うまく表現していると思います。

スイマセン・・話が逸れてしまいました。

蒸発でしたね、ハイ。

分かりやすいのは、

水を入れたやかんを火にかけるなど、
『蒸発』は周囲の温度よりも高い『熱』を加えることで、

液体が気体に変化して拡散することです。

では『揮発』とは?

水のように蒸発する物質よりも、

ガソリンのように『激しい性質』を持つ物質は、

周囲の温度(一般的には常温)のままでも、

気体に変化して拡散してしまうことをいいます。

一般的に揮発性の高い物質ほど、
火との相性が良いため、

消防法では『危険物』に指定されています。

ですので、
ガソリンのような物質を取り扱う場所では、

『火気厳禁』と表示して、

普段以上に取扱いに注意しなくてはいけません。

ところでその昔、僕が子供の頃、

アメリカ映画かなんかで観た、

あるワンシーンですけど、

自動車修理工のオヤジが、

タバコをくわえたまま、
ジャッキアップした車の下にもぐり込む、

といったシーンがありました、、

ストーリーとは直接関係ないんですが、

こういうのは、
持ってのほかの行為です!!

ちなみに、

この『激しい性質』というのは、

感情的になりやすいとか、気性のことじゃなく、

あくまで『化学的に』という意味で、
実際に学術的にも使われていますが、

これも『蒸発』と同じくらい、

うまい表現だなと思います・・

すいません・・

結局最後まで話題が逸れてしまいましたが、

あなたにお伝えしたかったのは、

空気が乾燥しているこの季節、

火の元には十分注意して下さい、

ということです・・

どうか素敵なクリスマスをお過ごしください・・

関谷はやと

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