恐れ入った！みんな１００超え　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

人の寿命を、

『天命（てんめい）』とはよく言ったもので、

今朝、以前このメルマガでも登場した、

聖路加国際病院名誉院長の
日野原重明先生が亡くなられました。

享年１０５歳だそうです・・

そこで追悼の意味を込めて、

日野原先生の話題を改めて紹介すると、

日本を代表する軽自動車メーカー

『スズキ』の会長を務める鈴木修氏は毎年、

地元である静岡県浜松のお盆休みになると、

（１ヶ月早い７月１５日あたり）

『人間ドック』のため、

東京にある聖路加国際病院に入り、

最後の診察には、
必ず日野原先生に診てもらうんだそうです。

その際、
日野原：『鈴木クン、あんた何歳になるかね〜？』

鈴木：『はいっ先生！今年で８５歳です（現在は８７歳！）』

日野原：『う〜ん８５歳かあ・・まだまだ若いねえ〜』（笑）

『人間は１２０歳まで生きられるように出来ているんだよ』

鈴木：『じゃあ先生、私はあと３５年続けられるんでしょうか？』

日野原：『そうだねえ、それには君のお腹を何とかしないとね〜（笑）』

僕が鈴木会長から直接このエピソードを聞いたのが、

つい去年の９月のことです・・

１２０歳までは叶いませんでしたが、

現役医師のまま１０５歳まで務められたのは、

まさに天命でしょう。

ところで、
１００歳超えの現役の方々って、

各方面にいらしてですね・・

日本美術を代表する彫刻家・書家の

『平櫛田中（ひらくしでんちゅう）』氏もその１人です。

この方も面白いエピソードを残していて、

１００歳を過ぎたあたりで、
病院で診てもらったところ先生から、

（気力が十分なので）
『まだまだあと２０年は頑張れますよ！』と、

社交辞令のように言われたところ、

なんと３０年分もの木材を買い込んで、

作品作りに励んだそうです・・（笑）

平櫛田中氏は１０７歳まで生きられました。

ちなみに代表作として、

東京の国立劇場ロビーに展示されてある、

高さ２メートル近い『鏡獅子（かがみじし）』という、

完成までに２０年以上の歳月を費やした

歌舞伎の主人公像の彫刻や、

よく会社の社長室とかに飾られてある書で、

『いまやらねばいつできる　わしがやらねばたれがやる』や、

『不老　六十　七十はなたれこぞう（鼻垂れ小僧）　

おとこざかりは百から百から　わしもこれからこれから』

など、味わい深い言葉があります。

誰が言ったのかは知らなくても、

聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか？

また僕みたいに単純思考の人間は、

こういった熱い言葉を読んでると力が沸いてきます（笑）

あと１００歳越えで有名な方は、

今年３月に１０１歳で亡くなられた（報道があった）

アメリカのというより、

世界を代表する石油・金融王と呼ばれた、

『ロックフェラー３世』こと、

デヴィッド・ロックフェラー氏です。

この方の場合、今から３０年近く前、

日本がバブル経済を謳歌していたとき、

アメリカ・ニューヨークの５番街にそびえ立つ、

『ロックフェラービル』を、

三菱地所が買収したことで、

日本人の間でも一躍時の人になりました・・

まあ１００歳以上もの長生きをされると、

色んなことがあるんでしょうが、

この方々のように、

周囲から、天命を全うされたと思われるのは、

人生冥利に尽きると思いますが、

でも当の本人たちにしてみれば、

まだまだやりたいことが尽きないどころか、

どんどん増えていくんでしょうね〜

関谷はやと

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