ボトルネック 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

「おおっ・・すでに満員!?」

今日、年に一度の健康診断のため、
混雑を避けて、受付予定時刻よりも、
少し早く到着したんですけど、、

すでに20名以上が受付順番待ちの状態でした。

このような事態を避けるために、
受付・受診時間も少しずらせて設定していて、、

僕は、自分の受診時間帯の
一番乗りを目指して行ったはずなんですけど、

すでに満員・・

「う〜ん・・」と考えながら、
待合席に座ったんですけど、

どうやら、

この満席は、本当なら、
前の時間帯に受診される人たちのようです、、

『なんでこんなに待っているんやろう?』
そう思って、しばらく様子を見ていると、

今回の健康診断には、
ある重大な問題が隠れていました・・

それが、、

『受付スタッフが1組だけ』だったんです・・

これを読んだあなたは、

「何や、、そんなことか・・」
と思うかも知れません・・

しかし、
受付待ちの人は、たくさんいるのに
受付後の受診ブースを見てみると、

受診待ちの人は、ほとんどゼロです・・

これは本末転倒な事態ですよ!

受付スタッフをもう一組入れるだけで、

間違いなく、
この問題は解決されたでしょう。

このように、

どこかのセクションに問題があるばかりに、
全体に影響を及ぼしている状態を、

『ボトルネック』と呼ぶそうです。

よく、
『○○がネックとなっている。』という表現、

あなたも使ったことがあると思います。

この『ネック』
日本語だと『首』の部分で、

重要な部分を示すのに、
ちょうど良い表現として使っていますが、

欧米では、
あの有名な飲料水『コカ・コーラ』の瓶のくびれ、
をイメージして使っている表現なんだそうです。

今回の場合は、
『受付スタッフの不足』がボトルネックです。

いずれにしても、
このまま受付待ち時間が長くなると、

受診される人も、
また検診スタッフの人たちにとっても、

自分たちの休憩時間にずれ込む可能性もあって、
双方に悪い影響がでます。

さらに重要なことは、

本来なら、同じ検診時間で、
もっと多くの受診者を受け入れて、
収益を上げられるはずの機会を、

自分たちがボトルネックを作りだしたことによって、
その機会を失っている、ということです。

思い返してみると、
三栄自動車でも、似たような問題がありそうです。

こういったことって、

当事者になると、
意外と見えなくなりがちなんですよね・・

『人のふり見て・・』じゃないですが、

僕も、自分のビジネスで、

こんな事態を招かないように気を付けよう・・

そう気付かせてくれました。

身体のことを診てもらう代わりに、

組織やビジネスを診てあげたような、

今回の健康診断でした。

関谷はやと

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