エンジンの燃料に種類がある理由(その2)
前回のメルマガで、
エンジン車に使われている燃料の種類には、
ガソリンと軽油(ディーゼル燃料)の2つがあって、
車種と用途に応じて使い分けられている、
というお話をしました。
ちなみに、ガソリンは主に乗用車や
積載量2トンクラスまでの小型トラックなど、
またディーゼル燃料は大型トラックやバス、
といった感じです。
車種と用途に応じて使い分けられる理由は、
燃料によって得意な領域が異なるからで、
エンジンを高速回転させることで
出力を高めているガソリンに対して、
低速回転でも高い出力を発揮できるのが
ディーゼルエンジンなんですけど、、
ただ同じ排気量のエンジンで比べた場合、
構造上どうしても重くなってしまうので、
高速回転させるのは向いていません・・
これがエンジン車用の燃料に種類がある理由です。
とはいえ、乗用車にも、
ディーゼルエンジンを設定しているモデルがあり、
日本では一部のモデルにしか見られないものの、
ヨーロッパでは、国によって差はありますが、
今から15年ほど前まではディーゼル車の割合が
50%以上を占めていたんですよ(驚)
その理由はヨーロッパでは、
エンジンの排気ガスに含まれるCO2
(二酸化炭素)を削減する意識が高く、
日本ではディーゼル黒煙の元になっている
窒素酸化物(NOx)を削減する方に
意識が向いているためです。
ところが、その後(今から5〜6年前)
ドイツのVW(フォルクス・ワーゲン)によって、
世界中からディーゼル車に対するイメージを
悪化させることになった
『ディーゼル・ゲート問題』の影響で、
(排気ガスデータを不正操作していた)
さすがにヨーロッパのユーザーも、
それ以降はディーゼル車からガソリン車や
ハイブリッド車に乗り換えるようになり、
ついに昨年にはハイブリッド車のシェアが、
ディーゼル車を抜くまでに拡大したんですが・・
ただ、すでにガソリン車もハイブリッド車も、
燃費性能に優れた日本メーカーのシェアが
圧倒していたんですね〜
その状況から挽回するため、
ヨーロッパを中心にエンジン車から
EVへの切り替えが進んだのは有名な話です。
後半はエンジン車の燃料の話題から、
EVへとつながっていきましたが・・
自動車に使われる燃料というのは、
環境に及ぼす影響を考えて・・
という理由だけじゃなく時代背景や
経済情勢によって変わっていくという要素も
持ち合わせているんですよ。
関谷はやと
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