ブリスター
From:関谷はやと
先週末にイギリスで開催されたF1レースで、
ついにホンダチーム(レッドブル・ホンダ)が
初優勝を飾りました!
しかも今回のレースは、
F1が世界選手権として開催されてから、
ちょうど70周年を記念する大会でもあり、
さらに、ホンダの創業者である
『本田宗一郎氏』の命日(8月5日)
にあたる週という、
何とも因縁めいたレースだったんですね〜
ちなみに、
今季ホンダが初優勝するまで
常に上位にいたのが高級車『ベンツ』を
作っているメルセデス・チームでした。
ところが!先週開催された
前回のレースに引き続いてメルセデスは
タイヤの選択が合わず、
路面の熱とマシンから受ける負担とで、
レース最終盤にはタイヤの表面が
ブリスターしてしまったんです。
ブリスターとは?
→熱によって剥離(はくり)することです。
実際に前回のレースでも
メルセデスはブリスターによって
4輪のうちの1本がパンクしてしまい、
その時は運よく逃げ切り優勝できましたが、
しかし今回は結果として、
メルセデスと違うタイヤの選択をした
ホンダに軍配が上がりました。
というのも、F1のルールには
使用するタイヤに関する項目があって、
その中の一つに、
ゴム質の硬さの異なるタイヤを
必ず組み合わせなくちゃいけない、
というのがあります。
ちなみに、タイヤの硬さには、
『硬(かた)、普通、柔(やわ)』と
博多ラーメンのように3種類あって(笑)
硬いタイヤの方が長持ちはしますが、
その分コーナーでのグリップ性能
(踏ん張り)は劣ります。
またコーナーでのグリップの良し悪しが、
そのままタイムに影響するので、
タイヤの硬さはレースにとって
とても重要な要素となります。
その反対に
柔らかいタイヤはグリップに優れているものの
その分摩耗が進みやすく、
硬いタイヤより早くすり減ってしまうので、
せっかく上位を走っていたとしても
タイヤ交換のための『ピットイン』によって、
順位を落としてしまうこともあるんです・・
この『ピットイン』について、、
レース中にタイヤ交換している場面を
見たことがある人もいると思いますが、
あれって、単にタイヤがすり減ったから・・
という理由で交換してるだけじゃなく、
ピットインをするタイミングと、
その際にどの硬さのタイヤを選ぶかで、
レースの行方が大きく変わるくらい
実は重要な場面なんですよ!(驚)
そして今回、初優勝を遂げたホンダは、
タイヤの選択に成功したことが、
大きな要因となった訳ですが、
そのくらい、
マシンとタイヤと路面との相性ひとつで、
レース結果が変わってしまうというのが、
ある意味F1の奥深さでしょうね・・
こうしてF1を見ていくと、
マシンの性能やドライバーのテクニックが
優れているから勝てる・・
というレースではないことが分かります。
関谷はやと
PS.路面の熱によって
タイヤがブリスターを起こすのは、
何もF1に限った話じゃなく、
あなたが普段乗っている車にも
発生するケースがありますので、
やはり定期的なタイヤの点検は
必要なんですよ!
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