セドリック　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日に引き続きスイスの話題です・・

スイスにある都市、ジュネーブでは毎年、

『ジュネーブ国際モーターショー』といって、

世界各国から新型車やコンセプトカーが、

一同に集まる展示会が開催されています。

今日の自動車業界向けの日刊紙には、

その記事が載っていましたが、

一番の話題は、やはり『自動運転車』ですね・・

その中で今回、
ドイツのフォルクス・ワーゲンが、

自社グループ初の『完全』自動運転車を公開しました。

この車のコンセプト、
『Ｓｅｉｆ−ｄｒｉｖｉｎｇ・ｃａｒ』

セルフドライビング・カーの頭文字を取って、

その名も『Ｓｅｄｒｉｃ＝セドリック！』

どこかで聞き覚えのある名前だと思ったら、、

以前、日産が販売していた車に、

『セドリック』というのがありました・・

こんな場面で『セドリック』に再会するとは・・

ただ、ワーゲンのセドリックは、

日産のものとは似ても似つかない、

『電車』のようなワンボックス型です。

しかも、リモコン操作だけで、
車の方からドライバーの前にやって来て、

車に話しかけると『言葉』で返してくれるそうです。

さらに室内は、

前後に向かい合って座れるというレイアウト・・

車に乗る人から、
『運転』という作業を取り除くと、

こんな車になるのか！？というのを形にした車です。

さらにセドリックは、

人工知能の技術なんだと思いますが、

『もっとも景色の良いルート』を選んで、
運転してくれるそうです・・

でも、、ここで疑問が・・

誰が『景色がいい』って決めるんでしょうね？

『う〜ん・・』悩みます・・

たぶんこれは、

地図・映像データを元にして、
人の脳が反応する景色に焦点を当てているんだと思います。

まあ、いろんなことを考え付くもんですね〜

これが普及すると、

タクシーやバスの運転手さんも、
いなくて済むんじゃないのか！？

と思ってしまいます。

さらに日本では、

長距離輸送のトラックを『自動運転化』して、

ドライバーがいなくても、
物流が可能なように進めているらしいです。

これは、
現実問題として、長距離ドライバーの不足や、

輸送中に何かのアクシデントで、
スケジュールが遅れたりすると、

ドライバーは、それを調整しようと、

どうしても無理な長時間運転をしてしまいがちです。

こういったことが、
交通事故を誘発するという原因になっていることからも、

労働環境を改善する役割、のために

『自動運転車』を活用するのは良い方向だと思います・・

そう聞くと、

たしかに、その兆しがありました・・

僕が先日、出張で東京に行った話は、

このメルマガでも何度か話題にしましたが、

東京に行くと、

地下鉄駅の通路などに、

マンションなどに見られる、

『不在者用荷物受取ボックス』みたいなのが、
いろんな場所に設置してあったんですね。

これなら、

荷物の受け取り手にとったら、

『自宅に居なくても』
荷物の受け取りが出来ますね・・

また配達側にとっても、
『不在による再配達』を減らすことができます・・

輸送業界としては、

まずは宅配便の輸送を、
自動化＆不在による再配達率を減少させる、

という目的と、

人手不足が予想される、
東京オリンピックに照準を合わせている。

とのことでした・・

そういえば、、

こういった『不在』の場合って、

昔は近所の人や、
町内の雑貨屋さんみたいな商店が、

『好意』で預かってくれてたような気がします。

もちろんその頃の僕は子供だったんですけど、

近所周りが一緒になって生活していた感がありましたね・・

まあ、あの時代にも『大人の事情』による、

それなりの不満や困りごともあったんでしょうけど、、

でも今は、

その役目を『他人が直接関わらない方法』で、

しかも快適にこなせる世の中になりつつあります・・

つまり、、自分の周辺の雑多なことは、

『コンピューター』や『自動運転車』などの、
機械が手助けしてくれます。

今までは、

人間だけでコミュニケーションを取っていたことが、

少し進んで、

コンピューターを介して、
人間同士のコミュニケーションを取っていました。

あなたが読んでくれている、

このメルマガなんかがそうですね・・

それがこの先は、

コンピューターや機械を直接相手にして、

コミュニケーションを取っていく場面もあります。

こう考えると、

『アナログ』と『デジタル』、

そして『その中間』のどれが自分に合っているか！？

ハッキリと分ける訳じゃないんですけど、

そんな視点も必要になるんかな・・と思っています。

それがないと、

何かコンピューターや機械に振り回されている、、

そう感じているのって、

僕やあなただけじゃないはずです・・

関谷はやと

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