エスコートゾーン
From:関谷はやと
今回のメルマガでお話しするのは、
車そのものの話題から少し離れて、
歩道や横断歩道に注目したいと思います。
しかも、、
横断歩道上に設けられた
視覚障害のある方向けの施設
『エスコートゾーン』についてです。
その前に、
エスコートゾーンとは何ぞや?
についてお話しすると、
視覚障害のある方が歩道を歩く際には、
目や手の代わりとなる『白いステッキ』を使って、
歩道や横断歩道を歩いていますよね。
ただ、
この方々がいくら訓練を重ねてるとはいえ、
何の案内もなければ、
歩道の状況をステッキだけで感じ取るなんて
到底できないし、あまりにも危険です。
そこで、それをサポートする形で、
様々な形状の突起物やラインが敷設されていて、
歩くための手掛かりとなってるんですね。
ただ、冷たく聞こえるかも知れませんが、
世の中には歩道を歩くにも視覚的に、
これといった不自由を感じない人が大半なので、
横断歩道上に設けられた
『エスコートゾーン』についても、
そこまで関心を持って歩道を歩いてる人なんて
ほとんど居ないのが現実という、
どちらかと言えば目立たない、
超ピンポイントな施設じゃないかと思います・・
ところが!
世の中には、
視覚障害のある人々のために、
自分の半生をかけて、
エスコートゾーンをはじめとする、
こういった施設の研究をされている人たちが
いるんですね〜!(感動)
実は車業界向けの日刊紙に、
今回のタイトル『エスコートゾーン』
に関する記事が載っていて、
歩道上に設けられてる
点字ブロックのような突起物と
歩行者も車も走行する
横断歩道のエスコートゾーン上に
設けられた突起物とは、
あえて形状を変えてるんだそうです。
具体的にどう違うのかというと、
歩道上にある突起物(点字ブロック)の方が
上から見たときに頂点の円が広く、
なだらかな山型になってるのに対して、
横断歩道上にある
エスコートゾーンの突起物は、
点字ブロックと比べて頂点が小さく
横から見ると富士山のような形になっています。
元々は視覚障害のある人に
歩道の始点や終点を知らせたり、
横断歩道であることを
案内したりするための突起物ですが、
車も横切る横断歩道では、
突起物上を車が通過し続けることで、
当然先端が摩耗していきます。
ところが、
歩道にある点字ブロックのように、
『分かりやすく』を優先するための
頂点の円を広くした形状だと、
あっという間にすり減ってしまうため、
横断歩道であることが分かりにくく
なってしまうんですね。
これだと危険ですし、
ランニングコストもかかります・・
また調べてるうちに分かったのが、
視覚障害のある人だけじゃなく、
『車いす』で横断する人にとっては、
点字ブロックのような突起物は、
路上に落ちてる小石と同じで
形状が大きいほど障害物となり、
逆に通行しにくいんだそうです。
すると、
エスコートゾーンの突起物のように、
頂点を尖らせていれば、
突起物と突起物の間に
車いすの車輪を通すことができるので、
横断歩道を通行しやすくなるという
メリットもあるんですね〜
いや〜
ここまで考えられてるとは感心しましたよ!
しかも驚いたのは、
1993年に現在のような、
エスコートゾーンの原型が考案されてから、
その4年後に全国で初めて採用したのが、
僕の住んでいる愛媛県だったんですよ!
スイマセン、、気付きましたね・・?
実はそのことをアピールしたくて、
今回のメルマガのテーマにしたのが
本音なんです。(苦笑)
関谷はやと
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