昭和の車
From:関谷はやと
先日テレビを見ていたとき、
偶然放映されていたのが、
『昭和時代の車』に
乗り続けている人たちを紹介し、
当時の車の魅力を伝えてもらう、
という企画の番組だったんです・・
よく考えたら
『昭和』が終わったのって、、
もう31年も前のことになるんですよね〜
そして平成を経て、
時はすでに令和の時代・・
昭和の車を懐かしむ番組が企画されても
不思議じゃありません。
番組内では、
僕が子供の頃お目にかかった車も
何台か登場していましたが、
それを当時から大切に乗り続けてる人や、
その一方で、
自分が生まれるよりも前に
走ってた車なのにもかかわらず、
昭和の車のスタイルに惹かれ
ようやく手に入れました、
などと話してる若い世代の人たちが
登場してたのを見ると、
改めて年月の流れを感じましたね〜
今ではスイッチ一つ押しただけで、
簡単に始動してくれる車ですが、
当時は例えば、
混合燃料と呼ばれる
ガソリンとエンジンオイルを混ぜた燃料で
エンジンを作動させてる車なんて、
車に乗るたびに
燃料を調合しなくちゃいけなかったり、
エンジンキーを回して
セルモーターで始動させる車になる前は、
エンジンの回転部分に
かぎ状の鉄棒を差し込んで、
手でエンジンを回して始動させるとか、
それをスマートにこなすことで、
ようやく車に乗ることができる、
また周囲にも認められる、
といった時代でもあったんです。
(といっても今から50年以上も前ですよ)
これ僕の感覚としては、
今の10代20代の人たちが、
誰に教わるでもなく
スマートフォンやパソコンを
難なく使いこなせてるような
そんな感じですかね〜(笑)
なのでまあ、昭和の当時は、
エンジンを始動させるだけでも、
様々な『儀式』のような操作が必要とされ、
そう考えると、
車がどんどんと進化していく中で、
『車に乗る・運転する』
ことだけを追求していくと、
今お話ししたような
様々な(面倒くさい)過程が省かれ、
より簡単でシンプルな構造となり、
その結果、電動化に向かうのも、
ある意味一つの方向性なんでしょうね・・
そして、
今は普通に走ってるエンジン車自体が
やがては、この番組に登場してた車のように、
『懐かしさ』を感じさせるための車
になっていくのかも知れません。
まあ番組の企画として、昭和の車が
ちょうどアンティーク工芸品のような
そんな立ち位置でしたが・・
古い車でも大切にメンテナンスすれば、
今でも十分乗ることができるというのを
伝える意味では面白い企画だと思いましたね〜
ただ一つ残念だったのは、
(たぶん誰も気づいてないと思いますが・・)
番組に登場してた車のすべてが、
三栄自動車のような
国の認証を受けたところで、
『定期点検を受けた証(あかし)』
としてフロントガラス内側の上部右端
に貼られているはずの
『ダイヤルステッカー』が
貼られてなかったことです・・
つまり、
これらの車はあまりにも古すぎて、
街の車屋さんじゃとても面倒が見切れない・・
日本中がそんな状況になってるのかと思うと、
車業界に携わってる者としての責任と、
それをビジネスとして考えた場合、
1社だけじゃどうにもできないという現実と
寂しさの入り混じった
複雑な気持ちになりました・・
関谷はやと
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