身近になってきた存在　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでも、度々登場するのが、
『自動運転車』の話題です。

ただ『自動運転』と、
一口に言ってもまあ、
これまでは、
高速道路や主要道路といった、
車線がハッキリ認識できる条件下での、
『部分的な』自動運転とか、

車の前方に、
ある程度以上の大きさの物体がある場合に、
車を自動で停車させてくれる
『自動ブレーキ』といった具合で、

あくまで
僕たちドライバーへの
『支援・補助的』な目的に限定されているため、
どうしても運転席に座ってなくちゃいけない
『自動運転』でした・・

ところが、
再来年の２０２０年に、

特定の場所なら、
自動運転システムが全て操作してくれる
『レベル４』と呼ばれる段階のトラックが、
ついに実用化されるそうです！（驚）

ただ、今のところは、
広い敷地をもつ工場とか
港湾荷役の現場といった
私有地内での使用に限られますが、

例えば
海外から大型の貨物船が到着して、

その貨物を倉庫に収納するのに、
今までなら、
１日延べ３０人のドライバーで、
５日間かかっていたとすると、

その仕事に必要なドライバーは、
３０人×５日で１５０人分でしたが、

もしこれが無人の自動運転になれば、
ドライバーは『０人分！？』です・・

でもまあ、
その分トラックに搭載する、
自動運転システムの方に
コストが移るだけの話ですが、、

それでも『無人状態』のままで、
トラックが荷物を運んでくれるというのは、
圧倒的にドライバーが不足している、
今のトラック業界にしてみれば、
大きな一歩だと言えますね。

こうやって、
働き手が不足している業界で、
システムや機械が、
その肩代わりをしてくれるとなると、

取りあえず、
経営において発生している
『人の問題』の解決にはなります・・

実はこれと似たケースが、
自動車販売現場でも起きていて、

ある軽自動車メーカーの
販売店（ディーラー）をやっている会社が、
新車販売の営業支援スタッフとして、
ソフトバンクのロボット
『ペッパー』を雇った（導入した）ところ、

人だけのスタッフで営業してた時と比べて、
その成約率が、なんと『２．７５倍！』
にまで高まったんだとか！（驚）

いや〜、
接客とか販売といった、
対人関係に踏み込んだ仕事だけは、
てっきり人にしかできない、、というより、

絶対に人の方が適しているはずだと、
そう思い込んでたのに・・

この結果を見れば、
使い方次第で
『人より優れた部分がある』と、
認めざるを得ないですよね〜

前にこのメルマガでも
お話ししましたが、
僕が密かに『ペッパー買う』と、
メモしてた頃の認識は、

単なる『話題性』だけだったんですけど・・

これなら真剣に
『ペッパー買う』を
考えなくちゃいけませんね〜（笑）

ただこんなことを書くと、

あなたに『ある種の誤解』を
させてしまってもいけないので、
一応断っておきますが、

決して僕は、生身の人間が
『ロボットより劣っている』とか、
『コストだけか！』とか、
そういう意味じゃなく、

ロボットみたいな機械や
システムの可能性が、
今までよりもっと広がって、

僕たちにとって、
身近な存在になっている、
ということを伝えたかっただけです。

関谷はやと

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