『王者』から感じたもの　

From：関谷はやと

『圧倒的な強さでダントツのトップ！』

これは、ゆうべテレビで見た
フィギアスケートのロシア大会に出場していた
日本代表の羽生結弦選手の滑りです。

いや〜見事だったですね〜

フィギアスケートのことなど
ほとんど知らない僕が見ても分かるくらい、
他の選手とは、
全く違った滑りだったと思います。

もちろん結果も、
２位以下を大きく引き離す得点でした。

なので今夜行われるフリープログラムで、
よほどのことがない限り、
まず優勝は間違いないでしょうね・・

ところで、、

ゆうべの羽生選手の滑りと、
色んな選手の滑りを見てて感じたのが、

ジャンプやステップといった技自体が、
素晴らしかったのはもちろんですが、

それよりも、
演技中に技と技をつなぐときの、
一連の動きの滑らかさが、
全く違ってたことですね。

他の出場選手には悪いんですけど、

ホントに全くの違いどころか、
あれこそ『異次元の違い』
じゃないのかと思うくらいでした・・

例えるなら、

居合道の達人が、
一瞬のうちに剣を抜き差しするような、

もしくは、
合気道や太極拳の試合で、
目の前の対戦相手がいつの間にか倒れてた・・
みたいな、そんな印象でしたね。

ちなみに、ゆうべの大会で
解説してた人からの受け売りですが、

３回転とか４回転ジャンプといった、
大きな技を繰り出す前には、
必ず『溜め（タメ）』を作りながら、
力を集中させて、
瞬発力を発揮するそうなんですが、

羽生選手だけは、
溜めてるのを感じさせないくらい、
技と技のつなぎが滑らかだったんですね・・

それが、あれほどの高得点が出る理由だと。

ところがこれって、
スポーツをしたことある人なら、
実感できると思うんですけど、

まず身体の強靭さ、
それも並大抵の強さじゃなく、
それこそ『鋼（はがね）』のような、
しなやかさが備わってないと、

羽生選手ほどの滑らかさ、つまり、
瞬発力と瞬発力をつなげることなんて、
絶対に無理なんです！

そして、
その瞬発力を正確なタイミングで、
生み出すことができる『気力』も必要です。

一瞬でも迷ったり、不安がってたら、
それでバランスが崩れて、
ミスにつながるのがフィギアスケート。

しかし驚くのが、

表面的には、
決してしっかりとした体格に見えない、

ちょうど傘を閉じたような『なで肩』で、
あの線の細い身体のどこに、
そんな力が備わってるのかと・・

ただ、
フィギアスケートの技も、
僕たちの想像を越えて常に進化してるのと、

今の採点基準を考えて、
『心・技・体』の全てを、
高い次元でバランスよく備えようとすると、
羽生選手のようになるのかも知れませんね。

そんなことを考えてたら、
これって、ビジネスの世界でも、
同じことが当てはまるんじゃないかなあと、

ちょうど、今ほとんどの業種で、

従来型の売上を拡大し続けるスタイルから、
品質や特徴、価値に重点を置くスタイルへと、
変わろうとしている姿がそうです・・

しかし、、
せっかくのフィギアスケートを
結局、自分のビジネスへと
結び付けてしまうあたり・・

こういうのも『異次元の思考』って、
呼んでいいんでしょうかね〜

いつもメルマガを読んでくれているあなた、

どう思いますか？(笑)

関谷はやと

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