イスラエル　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

もしかしたら、
今回のタイトルを目にしたあなたは、
『デリケートなテーマなのか！？』と、
思ったかもしれません・・

でも大丈夫です！
いつもの車に関する話題なんで、
安心して読んで下さいね〜(笑)

先日、車業界向けの日刊紙に、
『自動車オークション』関連の
画期的な設備が紹介されていました。

それが、どんなものかというと、、

車がカメラの上を通過するだけで、
車の下廻りを撮影し、
その画像を３Ｄデータにして、
損傷やオイル・水漏れ、ネジの緩みなど、
なんと最短３秒で、
検知してくれるという装置です。

ちなみに、
自動車オークションに出品される車の
『品質検査』をする際には、

書類と出品車両の同一性の確認や、
ボディー内外の状態やエンジンルームのほか、
装備や機能性の検査（チェック）をします。

そのとき、
車のアンダーボディー（下廻り）も、
当然チェックするんですけど、、

ただ車体と地面との隙間って、
狭くて見えにくいため、

下廻りの損傷やオイル・水漏れといった不具合を
見落としすることも多いんです・・

おまけに、
車の下廻りを覗き込もうと、
しゃがんだり立ったりを繰り返してると、
検査にも時間がかかってしまいます。

そこに登場したのが先ほどの装置です。

しかも、
通過速度が時速４５キロ以下なら、
撮影精度は変わらないそうで、

この装置を見たオークション会社は、
これでかなりの『見落とし』が減るのと、
検査時間の短縮ができると期待しています。

ところで、
車のオークションを運営してる会社は、

売り手（出品者）と買い手（落札者）の
『仲介』をして手数料を得るのがビジネスです。

具体的にいうと、出品者からは『出品料』を

落札者からは『落札料』をそれぞれ徴収しています。

なので、
出品される台数が多ければ多いほど、
手数料収入も増えるということですね。

そのため、
いかにして出品台数を増やすか・・
に収益がかかってる訳で、

そうなると、
検査に時間がかかってしまえば、その分、
出品を受け入れられる台数も制限されるので、
収益性を下げていることになります。

ちなみに、
出品台数の多い会場の場合、
週に１回開催されるオークションで、
毎回１万台以上の出品があるんですよ！（驚）

車両検査や画像配信などの準備が、
いかに大変かが分かります・・

それでも、
検査時間さえ短縮できれば、
今までよりも、もっと多くの出品台数を
受け入れることができますよね。

そういった理由でオークション会社は、
車の下廻りを撮影する装置に注目したんですが

実はこの装置を開発したのが、
イスラエルにある『ＵＶアイ』という会社で、

元々は、
テロ行為を未然に防ぐため、
車両の床下などに『爆発物』のようなものが、
仕掛けられていないかどうかを
確認するために開発された装置なんです。

たしかに、
僕たちがニュースやメディアで見聞きしてる、
『イスラエル』のイメージと、

この装置の本来の目的を聞いただけで、
一気に緊張感が伝わってきますが・・

これと似たような話で、

先日テレビに紹介されてたのが、

点眼するだけで視力を矯正してくれる、
ナノ技術を応用した目薬とか、

真っ暗闇の中でも５０メートル先まで、
ハッキリ見透すことができる
バイオ技術を応用した『暗視目薬』でした。

ちなみにどちらも、
『イスラエル』で開発されたものですが、
医療用目薬として期待されているそうです。

この番組を見てて僕が思ったのは、

たぶんどちらも『対軍事』のような、
元々は別の目的で開発されたものだと・・

しかし同時に、
こういった商品でも発想さえ変えれば、
普通のビジネスにも応用できる、
見本みたいなアイデアだと思いましたね〜

関谷はやと

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