中古車ビジネス 

From:関谷はやと


『中古車販売店が展示台数を増やすのって、
実は割と簡単なんだよ・・』
そう言ったのは、今から15年近く前に
ちょうど僕の父親世代で、
同業者の大先輩にあたる方でした。

というのも、当時は中古車販売店が、
仕入れた商品(中古車)の代金支払いのため、
銀行などから資金調達をする際、
展示台数に応じて融資額が決まっていく、、
という傾向が強かったため、

例えば、
銀行から1000万円を借り入れて、
5年かけて返済すると仮定した場合、
元金だけなら年間200万円の返済額となり、、

その200万円を捻出するには、
展示台数が20台しかないお店よりも
200台展示しているお店の方が、
ユーザーの選択肢が増えることを考えると、
その分売れる確率も高くなるので、
より短い期間で200万円を捻出できるからです。

ということは、
銀行が同じ1000万円を貸すにしても、
展示台数20台のお店よりも
200台展示しているお店の方が
より安全だという結論になります。

ちなみに、
借り入れ金額に対するこうした考え方を
僕たち中古車を販売しているお店では、
『融資枠(わく)、借入枠』と呼んでいて、

お店に販売力がある、という前提に立てば、
展示台数が多い程その枠も大きくできます。
それが結果として、
例えば1台で500万円する中古車を
仕入れる際にも資金面での余裕が生まれます。

すると、
本来なら仕入れた商品が売れてからじゃないと、
次の商品を仕入れられないところを、

この『融資枠』を利用することで、
展示している中古車が売れる前でも
次の中古車を仕入れることが出来ます。

なので、
冒頭に僕の大先輩がコメントしてたように、
展示台数を増やすのは割と簡単なんですね。

ところが、融資枠で借りたお金は、
銀行に返さなきゃいけないお金なんですけど、
仕入れたい中古車が見つかったからと言って、
返済が終わらないうちに借入を繰り返して
展示台数を増やし続けたり、
ちょっと売れ行きが落ち込んでしまうと、

借りたお金の返済ができなくなってしまい、
その結果、借金で借金の返済をする
いわゆる『自転車操業』という恐ろしい状況に
陥る可能性も同時に増えていくんですね〜(恐)
(中古車屋さんなのに自転車操業とは!?笑)

『逆に展示台数を減らしていくことほど、
中古車販売で難しいことは無いよ・・』

これも、さっきの大先輩が、
『展示台数を増やすのは簡単・・』
の後に続く言葉として話していたところに、
中古車ビジネスの特徴が
表れているのかも知れません・・

関谷はやと

 
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