シンプルに思える技術こそ実は難しい例
2年ほど前に聞いた話なんですが、、
人間の五感のうち、
単体で機械化するのが最も難しいのは、
実は視覚、目(眼)の機能なんだそうです・・
ちなみに、目以外の器官で
実際に機械化された物を挙げてみると、
音声を聞き取る耳はマイクで
音声を発する口がスピーカー、
匂いをかぎ取る(嗅覚きゅうかく)鼻や
手で直接物に触れる触覚は
センサーといった具合に機器によっては、
すでに人間よりも
優れた機能・性能を備えていますが、
目の機能だけは、
いくら性能の良いカメラでも
視点を動かして一瞬で目的の物体をとらえる、
といった目の機能の総合力でいうと、
人間の目以上の性能を持つカメラ単体は
まだ存在していないんじゃないかと思います。
なので、
カメラだけじゃ追い付かない領域には、
センサーを使って
目の機能を補助しているんですね〜
そうやって考えてみると、
目と脳とのつながりが、
他の器官よりも強いことが想像できます。
これは車の自動運転においても、
人間の目の機能がとても重要で、
今のところ、
高精細な地図とレーダーやレーザーといった
センサーとを組み合わせて
実際に車が走っている場所(情報)との、
照合・補正を常に行なうことで
人間の目の代わりをさせている
『ジオメトリー方式』と呼ばれるタイプと、
複数のレンズ付きカメラと
コンピューターを組み合わせることで、
人間の目により近い方法によって、
目の前の状況を瞬時に判断しながら
自動運転を行っている
『ビジョン方式』とがあります。
もちろん、
この2つの方式のどちらにも
メリットとデメリットがあって、
ジオメトリー方式の方は、
高精細な地図データのとの照合で
取得する位置情報さえ正確であれば、
ハンドルから手を離して目をつぶっていても
安全に走ることが出来ますが、、
ひとたび
地図データの無い場所に行ってしまうと、
自動運転の機能は全く使えないんですね〜
反面、ビジョン方式の方はシンプルで、
もともと人間の目と同じ機能を持っているため、
初めて訪れた場所でも自動運転が可能です・・
ところが、これはあくまで理論上のことで、
実際には人間の目と同じように
視点を動かして、目的の物体を
瞬時にとらえることが出来るカメラと、
そのカメラから得られた情報を
脳と同じスピードで正確に判断できる
コンピューターが必要なんですね。
すると、
自動運転で、どっちの方式が
技術的に難しいのかといえば、
当然ビジョン方式となります。
ちなみに、
ちょっと大雑把にはなりますが、
今のところビジョン方式を採用しているのは、
アメリカのEVメーカー『テスラ』ほぼ1社で、
後の自動車メーカーは、
すべて『ジオメトリー方式』で
自動運転車を開発しているんですよ。
一見するとシンプルに思える技術ほど、
実は実現させるのが難しいんでしょうね・・
関谷はやと
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