市場に出さない理由 

From:関谷はやと

いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでも、たびたび
EVの話題を取り上げていますが・・

ここ1〜2年の間は、
アメリカのEVメーカーテスラを筆頭に
中国やヨーロッパのメーカーから、
相次いでEVが発表されたことで、

世間での評価、
特に日本国内のメディアからは、
それら海外メーカーを引き合いに出して、
日本の自動車メーカーはEVに対して
『完全に出遅れている・・』と。

まあ、そんな言い方をせずに、
もっと応援してあげれば良いのに・・
なんて思ってしまうくらい、
ある意味、自虐的とも取れるコメントを
よく見聞きするんですよね。

ところが、、
そんなコメントしてる人たちに向かって、
もうお終いにしたらどうなの?

と言ってもいいと思えるEVが、
ついにトヨタの高級車ブランド、
あのレクサスから登場したんですよ!

レクサスLF−Zエレクトリファイド

ただ、あくまでコンセプトカーなので、
現時点では、
このスタイルのままで販売されるのか、
市販時期がいつなのか、
その辺りの情報はありませんが・・

それでも、
各タイヤそれぞれにモーターを配置した
『ダイレクト4』と呼ばれる、
4輪駆動方式を採用して、
最高出力544馬力という、
強烈なパワーを備えているほか、

EVバッテリーも
海外メーカーのEVと引けを取らない
容量のバッテリーを搭載することで、
航続距離600kmを実現し、
性能的には遜色ありません。

なので、もしレクサスが、
このEVを実際に市販すると決めたら?

トヨタの大量生産技術を持ってすれば、
圧倒的なコストパフォーマンスを
発揮するはずなので、
おそらく販売面でも一気にトップレベルまで
行くんじゃないかと思っています。

ただ、ここからは僕の想像なんですが・・

そんなことを分かっていても
レクサス(トヨタ)が、
EVを一気に普及させるのに、
ある意味、慎重とも取れるくらい
ゆっくりに見えるのは・・

現時点では
EVの充電に要する『時間』が、
ガソリン給油と比較して圧倒的にかかるのと、
充電ステーションの数が少ないため、

充電するための場所を選ばなくちゃいけない、
という行為そのものが、

高級感やスマートさを、
ブランドの売りにしているレクサスには、
ふさわしくないと考えているのかも・・

なので、レクサスは
そういった周囲の環境や条件が変われば、
本気でEVを増やしていくはずです。

関谷はやと

 
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