シートベルト 

From:関谷はやと

車関連のニュースで、
久々に衝撃的な話題が上がりました。

それが、
僕たち乗員の安全を守るための
『シートベルト』を製造している
『JSS』という会社が、
法令で定められた強度基準を満たしていない
シートベルトを自動車メーカーに出荷していた、
というものです・・

しかも、
ニュースを見聞きする限りでは、
この安全基準を都合のいいように解釈して、
自社製品の試験データを取っていたそうです。

ちょっとキツくなりますが、
あるメディアでは、この行為を
『試験データの改ざん』と表現しています。

ところで、今回問題となった
シートベルトを製造していた会社の前身が、

実は今から3年前の2017年、
当時、自動車用のエアバッグでは
世界的なシェアを有していたものの

エアバッグ内部の発火装置に、
製造時の不具合があってリコールとなり、
そのときの対応の不手際さと、

リコール対策のために要した
巨額な補償費用が原因で経営破綻した
『タカタ』という会社だったんですね・・

一応、僕もメカニックの経験があるので、
エアバッグやシートベルトの仕組みは
ある程度知っていますが、

その視点から見ると、
他社の同じ製品と比べて、製品そのものに
重大な問題を抱えているというよりも、

『タカタ』と、
その後を引き継いだ『JSS』の
企業の体質に問題があったのかなあ・・
という印象を受けました。

(余談ですがJSSという会社名、
正式にはジョイソン・セイフティ・システムズ
という長い名前で、中国資本のアメリカ企業です)

しかも、やっかいなのは、
エアバッグもシートベルトも衝突とか
事故に遭うといった非常時にしか
作動しない製品なので、

パッと見だけだと
良し悪しの判断ができないなんですよね。

すると、余計に世間からも、

『製品が問題を抱えていたところで、
どうせ誰にも分かりゃしないんだよ・・』
って考えてたんだろう?

みたいに、
受け取られることは十分考えられます。

たとえ技術力や製品そのものが、
どれだけ優れていても、
企業体質に問題があったばかりに
信用を失ってしまうという典型例だと。

そして、
この問題がやっかいなのは、
内部にいると分かりにくく、
そのため手つかずとなりがちで、

長い時間をかけて少しずつ
会社の良いところをダメにしていく・・
という性質があります。

しかも、いったんそれが表面化すると、
会社が無くなってしまうくらいの威力がある、
とても恐ろしい相手なんですね〜

関谷はやと

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