ワイヤレス給電
From:関谷はやと
今どきの新型車には、
台か何かの上に
スマートフォンを置いておくだけで
充電ができてしまうワイヤレス給電装置を
備えた車があります。
これなら、
スマートフォンとリンクする
カーオーディオを使ってても
電池の残量を気にしたり、
車の乗り降りをするたびに、
いちいち充電ケーブルを
取り回さなくて済むので、
文字通り
『スマート』な使い方ができます・・
ところで、つい先日
インターネットの車関連サイトを見てたら、
実は電気自動車(EV)にも、
スマートフォンと同様の
『ワイヤレス給電』ができる装置が
開発されようとしていたんですね〜
ちなみに、
従来のEVの場合、充電するには、
駐車して車に電源ケーブルを差し込むか、
走行中にアクセルを離したときの
回生ブレーキでしか
充電することができなかったのに対して、
『ワイヤレス給電』なら、
走りながらでも充電できてしまう、
まさにスマートな充電システムです。
しかも、
スマートフォンのワイヤレス給電のように、
車両本体が電気を受けるんじゃなく、
道路の下(地下)に埋め込まれた
給電装置から発せられる電気を
タイヤが接点役となって車に取り込み、
さらにタイヤを装着している
ホイールそのものが電気モーターとなった
『インホイールモーター』と呼ばれる部品で
走行することができるという仕組みです。
ここでちょっとイメージしてもらうと・・
ホイールそのものが、
EVを走らせるための『モーター』や
『ブレーキ』さらには『バッテリー』の
役割まで担ってくれれば、
従来あったエンジンルーム
(モータールームかな?)は不要となり、
その分車内スペースを広く取れます。
また、このシステムが実用化すれば、
EVには付き物だったモーター用の
重くて大きなバッテリーは不要で、
カーオーディオや
エアコンを作動させるための
必要最低限のバッテリーでよくなるので、
車そのものが軽量化されます。
すると、、
万が一車がぶつかった場合の
衝突エネルギーも小さくなるので、
事故時の被害も軽減されます・・
とまあ、こんな具合に
『ワイヤレス給電システム』には、
たくさんのメリットが考えられます。
ただ、
このシステムで車を走らせるとなると、
今のEVよりも、はるかに電子化、
コンピューター化が進むので、
今度はそれらをコントロールするための
『制御装置』が増えることになり、
されにそれを置くスペースが必要で、
すると、
さっきエンジンルームは不要だと、
僕が言ってたスペースに
『制御装置』が納まることとなり、
そうなると、
車そのもののスタイルはあまり変わらず、
結局、
ワイヤレス給電によって変わるのは、
エンジンからモーターに変わり、
そして
モーターから制御装置へという風に
実は車の中身だけなのかも知れませんね〜(笑)
関谷はやと
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