脳科学で楽しさ追求 

From:関谷はやと

広島に本社があるマツダが、
『車を操る楽しさ』を実現させるため、

『脳科学』を採り入れて、
プロドライバーの感性を
数値化できる仕組みを構築した・・

という記事が
車業界向けの日刊紙に載っていました。

ところで、最近のマツダって、
エンジン車の開発に
ものすごく力を入れていて、

おまけに、
トヨタと業務提携したこともあってか、
その勢いがさらに加速し、
失礼を承知で例えるなら、
トヨタのエンジン車開発部門
さながらです。

そのマツダが脳科学まで用いて、
『車を操る楽しさ』を
追究しようというんですから、
これは相当に本気ですね〜

例えば、
カーブの手前でハンドルを操作し、
スッと切り抜けていく・・

その時にドライバーと車が
一体になれる感覚みたいなのを、
プロのドライバーが操作する

『ドライブシミュレーター』

から得られたデータを
車両開発に反映させることで、

プロドライバーの感性に基づいた
完成度の高い車になっていく訳です。

もちろんそういう車は、
高速走行をしたり、
急カーブを通り抜けるときや
急ブレーキを踏んだりしても、
車の挙動は安定してるはずなので、

それが結果として、安全性や
安心感につながるのは分かります・・

ただですよ!

ここからは、
知り得た情報のみで感じた
僕の思い込みかも知れませんが、

そのプロセスでできた車って、
ハンドルの応答性も抜群で、
スピードに対する限界も高そうなので、

プロドライバーにとっては、
たしかに『車を操る楽しさ』が
得られるでしょう・・

でも、、よ〜く考えると、

プロドライバーが楽しめるほどの車を
一般の人が楽しめるようになるまでには
相当な運転技術を
身につけなくちゃいけません。

これはスポーツとか料理や工芸、
ビジネスなど、どんな分野でもいいので、

その分野のプロが使ってる道具や、
身につけてる技術に置き換えてみると、
想像がつきますよね・・

例えば、
ほとんどの人にとっては、
自分の運転技量を
さりげなくカバーするように、
スムーズに加速したり、曲がったり、
止まってくれる車に
『操ってる感覚』を持つはずです。

かといって、
そのレベルの人が、
完成度も性能も高過ぎる
スポーツカーに乗ったとしても、

開発に携わったプロドライバーとは、
『楽しい』の基準がそもそも違うので、

『操る楽しさ』を感じられるまでには、
中々到達できないんじゃないかと思います。

これって、
レベルが高すぎて
全然楽しくない状態ですよね

なので、
どうせ脳科学を取り入れるなら、
プロのドライバーだけじゃなく、
初心者や中堅・高齢者ドライバーなど、

運転歴も運転技術も全く異なる
幅広い人からデータを集めた方が
効果があると思うんです・・

何も僕は
全ての人が楽しめる車に仕上げろ!
なんて考えてる訳じゃなくて、

どんな車でも、
道路を走るための安全性と安定性だけは
必ず備えるようにしておいて、

それさえクリア出来たら、あとは、
プロドライバーでも唸るようなレベルの
しっかりとした作りのコンパクトカーとか、

逆に運転技術が未熟な人でも
楽しめる程度に、あえて癖(個性)を
持たせたスポーツカーという具合に、

プロドライバーであるがゆえに
一般のドライバーと同じになれない部分を、

一般のドライバーにも参加してもらって、
開発時に盛り込んでいくという視点も、
これからは必要だと思います。

関谷はやと

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