ルソン原人 

From:関谷はやと

前回の『ブラックホールネタ』
からの続きみたいに、

今度はフィリピンで
今から6万7千年〜5万年前とみられる
原人の歯の部分の化石が見つかったそうです。

ちなみに、
化石が発見された場所が、
フィリピンのルソン島にある洞窟だったことから、
学名では『ホモ・ルゾネンシス』
と呼ぶそうですが、舌を噛みそうなんで、
このメルマガでは『ルソン原人』とします。

また現在の人類の祖先といわれる
『ホモ・サピエンス』とは違う人類で、
さらに今までにアジア各地で発見された
北京原人やジャワ原人などとも異なるらしく、

そのため、この『ルソン原人』は今後、
アジアで発見された『5番目の新原人』として
位置付けられる見込みです。

しかし、、
今から5万年以上も前の人なのに、
一応『新』って付くんですね〜
まあ、便宜上そう呼んでるだけなんで、
そこはあまり、
こだわらなくていいんでしょうけど・・(笑)

でも、
現在の人類とは違う種類だといわれても、
当事者にとっては余計なお世話で、

きっと現在に至るまでには、
2足歩行同士の人類として、
何らかの形で他の原人とも交流があったはずだと、
個人的にはそう思ってます。

ところで、、
今回発見された場所が
『洞窟』だったということは、
ルソン原人も雨に打たれるのは、
やっぱり嫌なんでしょうね・・

まあ、たしかに体温も奪われますし、
命に係わることなんで、
洞窟のように、
内部の温度が年間を通じて
ほぼ一定の場所を住まいとして選ぶのも、
当然といえば当然なことですけど、、

でもこれを本能がそうさせたのか、

それとも
色んな場所を転々と移動してた結果、
経験として『洞窟はいいね』となったのか?
そこは興味深いところじゃないかと・・

なぜなら、洞窟って昼間でも
内部(奥の方)は真っ暗ですよね。

すると、夜行性の生き物でもない限り、
そんな環境で生活しようとしても、
ご飯を食べるとか、合図をし合って
相手とコミュニケーションを取るとか、
そういったことは、たぶん無理なので、
せいぜい寝るくらいしかできません・・

でも、いくら5万年以上も前の人たち
だといっても、そこまで原始的というか、
(原始的だから原人なんですけどね笑)
後ろ向きな暮らしをしてたんでしょうか?

せめて明かりくらいは欲しいですよね〜

そう考えると、明かりを取るために、
洞窟内で『火』を使ってた可能性も・・
もしそうだとしたら、、
かなり快適な環境で暮らしてたはずで、
じゃあ実際にどのような生活をしてたのか?

そういったことも今後、少しずつ
明らかになってくると思います。

関谷はやと

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