アル 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

最近ではあまり
見聞きしなくなりましたが、

漫画とかバラエティ番組などで、
中国の人の話し方を表現した場面で、

『〜でアルよ!』という風に、

よく語尾に『アル』と付けることで、
さも中国の人が
話してるような感じに仕立てています。

たしかに『アル』と、

たった一言付け加えるだけで、

たいてい『中国のキャラですね・・』
と伝わるので、
便利といえば便利な表現ですよね〜

それが、今朝たまたま、
インターネットのあるサイトを見ていたら、

『なぜ中国人キャラは〜アルと話すのか?』

という言葉の疑問について、

有名な大学教授に答えてもらってる場面を
漫画で表現したものが
最近ちょっと話題になってるらしい・・

という記事が載っていたんです。

ちなみに、

その漫画の中では、
『〜アル』と話してる中国人に
会ったことがないのに・・と前置きがあり、

『じゃあ実際のところはどうなの?』

という振りのあと、

先ほどの大学教授が登場して、
解説の場面に移っています。

ところが、その教授いわく、

『実際にそう話してる人がいたから・・』

『・・』

お笑いならOKですけど、
これだけじゃ答えになってませんよね〜(笑)

たぶん質問者の意図は、

その『アル』が、
なぜ中国人キャラの表現として使われてるのか?

その理由が知りたいんじゃないかと思うんですね。

そこで、、
少しだけ中国語をかじったことのある僕が、
自分なりに導き出した答えがコレ、

『やはり実際に使っている』です・・

『コラッ、それじゃ一緒やないかい!』って、
怒らないで下さいね・・(笑)

続きがあるんです!

この『〜アル』というのは、
日本語の漢字では、
『儿(ジン、人という意味)』と読み、
『儿化音(あるかおん)』といって、
実はれっきとした中国語の、
主に話し言葉でよく使われる表現なんですね〜

例えば、
日本語の『ちょっと』というのは、
中国語だと『一点(イーディエン)』ですが、

これが『ちょっとね』とか、
『ちょっとだけ』という、
いわゆる『話し言葉』として使う時には、
『一点儿(イーディアル)』と表現します。

つまり、
日本語の『ね』とかそんな感じです。

ほかにも別の表現や、いろんな場面で、
この『〜儿(アル)』が語尾に用いられるため、

初めて中国語を聞く人にとっては、

連発される
『アル』だけは聞き取れたんで、
(実際には耳に残った程度だと・・)

それが、たまたま、
漫画のような娯楽に用いられたとき、

その使い勝手の良さと認知度から、
思いっきりデフォルメされて、

『〜でアルよ!』
になったんだと思います・・

漫画の表現だけとして聞くと、

何だかふざけた印象を受けますが、

元をたどっていくと、実は、
ちゃんとした理由があることも・・

こんな風に他国の言葉を
『ユーモアと奥深さ』で、
取り込んでしまうところって、、

世界に誇れる
日本語の特徴だと思いませんか?

関谷はやと

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