『撤退』イコール『敗北』じゃない話 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

つい2〜3日前の出来事なんですが、

三栄自動車でも取り扱っている、

軽自動車メーカーの『スズキ』が、

このほど、
中国市場からの『撤退(てったい)』を表明し、

合弁企業として、
一緒にやってきた中国側の会社に、

それまでスズキが保有していた株式を
全て譲渡したんだそうです・・

その理由というのが、

そもそもスズキって、
『軽自動車・小型車』を作るのが、
得意なメーカーなんですけど、

中国経済が発展するにしたがい、

それまで需要があった
『軽自動車・小型車』から、

しだいに、大型乗用車へと
移っていったからなんですね〜

つまり、、自社の商品が、
市場に合わなくなってきたことを

敏感に察知して、
今回のような判断をしたんだと思います。

これ、、はたから冷静に見てると、

『そりゃあ当然でしょう・・』と、
思われるかも知れませんが、

でも、、中国市場といえば、
その莫大な規模の市場を狙って、

誰もが進出しようとしてる状況の中で、

実際に当事者となって、
ここまでの判断を下すのって、

いや〜怖くて、なかなか
出来るもんじゃないと思いますよ〜

ところで、、

今回のように、自社の商品と、
市場で売れるものとの『ズレ』が生じて、
売り上げの減少が表面化してきたような場合、

自社の商品を、
市場のニーズに合わせるために

追加投資したり商品改良といった、
様々なチャレンジを試みるケースと、、

その反対に、自社の商品が、
マッチしそうな別の市場を見つけ、
そこへ移ろうとするケースの、

大きく分けて2通りのケースがあります。

まあ、、中には、
今回みたいな撤退を機会にして、
自社のビジネスを一度縮小させてしまう、
というケースもありますが・・

しかし、、
どれを選択するにしても、

いまお話ししたスズキのように、
ある程度の損失を覚悟したうえで、

まずは、
『見直し』『撤退』『引き揚げ』
といった道のりを経なくちゃいけません・・

撤退するにもお金がかかるんですね〜

ちなみに、

僕が思うに、、たぶんスズキの場合は、

すでに別の海外市場に見込みができていて、

そっちでビジネスを広げる方がやり易い、

そう判断したんじゃないかと思います。

つまり、、

スズキは今まで通り、
自社が最も得意とする
『軽自動車・小型車』を作り、

その車を必要としてくれる市場で、

ビジネスを続けていくんだと・・

そう考えてみると、
ビジネスにおける『撤退』という言葉には、

後ろ向きなイメージばかりじゃなく、

『前向きな撤退』とか、

『前進のための撤退』みたいに、

まあ、よく分からん表現になりますが(笑)

ビジネスを有利に進めるための、

見通しがたってさえいれば、

それほど深刻な言葉じゃないと思いますよ。

関谷はやと

***********************

メールマガジン【三栄自動車のメルマガ】

発行責任者:関谷はやと (三栄自動車整備工場)

〒790-0054 愛媛県松山市空港通2丁目14番7号
ホームページ:  https://3ei-j.com/
メールアドレス: info@3ei-j.com

***********************

メルマガの配信を解除される方は、
コチラをクリックして下さい。

https://abaql.biz/brd/55s/3ei-jseibi/mail_cancel.php?cd=05rtLFeSX90Bk1

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です