絶対というのは『絶対にない!』的な話 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今朝のインターネットニュースに、
『出力制御』という聞き慣れない言葉が、
ピックアップされていました。

読んでみると、

電力会社の1つ、

九州電力では、

太陽光発電で得られる電力が、

このところの晴天続きが影響して、
発電効率が良過ぎたため、電力が
供給過剰気味になってるんだそうです・・

ちなみに、、電気というのは、
バッテリー(電池)などに充電すれば、
一時的に溜めておくこともできますが、、

ただ、発電される電気の方は、

毎日使うことを想定して、

発電量をコントロールしてるので、

その量が、あまりにも多くなると、
電気の持っていき場に困るんですね〜

かといって、
余分に発電された電気って、
捨てることもできない代物なので、

涼しくなって、

エアコンの電力消費も少なくなりそうだと、

ニュースのように『出力制御』と称して、

『発電しないで下さい・・』となります。

しかし、、

電力自由化政策によって、

発電事業者からの電気を、

あらかじめ決められた価格で
電力会社が買い取ってくれるという、

『固定買い取り制度』のもとで、

ソーラーパネルを設置して、
太陽光発電に設備投資してる

『発電事業者』にとってみれば、、

日照時間が長く、

発電効率の良いこの夏場に、

もし本当に、
『発電するな!』と言われたら、

それは即、

収入が途絶えることを意味します・・

困りましたね〜

ただ、、出力制御というルールは、

最初に『発電事業者』として、
電力会社に届け出る際に、

このルールが記された契約書を交わしてるんで、

違法でも何でもなく、

発電過剰が原因となって、

給配電施設に不具合が生じるなど、

電力会社が、
『技術的な要因』だと判断すれば、

太陽光発電をやってる事業者に対して、

『発電しないで下さい』と、
言っていいことになってるそうです。

ただ、、

電力会社が直接運営してる、
『火力発電所』とか『水力発電所』などで、

例えば、
火力発電所の燃料である、
石油や石炭などが、何かの原因で、

『マジか!?』っていうくらい、

激安になったからといって、

『じゃあ太陽光発電は高いので要りません!』

というのはルール違反です(笑)

しかし、、

電力不足を補うための『太陽光発電』が、

まさか『供給過剰』という理由で、

出力制御になるかも知れない・・

っていうのは、

どれほど確実性の高い投資だといわれても、
『絶対はない!』ということと、

今回の出力制御のように、
まれにでも発生しうる『リスク』も、
必ず潜んでるよ、ってことだと思います。

つまるところ、、

何かに投資する前には、

『契約書をよ〜く読みなさい』

ということでしょうね〜

関谷はやと

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