ポルシェ、実は松山との関係が深かった　

From：関谷はやと

プライベート・デスクにて。

超高級スポーツカーメーカーとして、
世界中ファンを持つ、
ドイツのポルシェというメーカー、

スポーツカー・メーカーの名の通り、
それまでのラインナップは２ドアのみ、

しかし、
今から２０年近く前からは、

４ドアＳＵＶの『カイエン』とか、

４ドアスポーツセダンの『パナメーラ』
といったモデルを
市場に投入するようになりました。

まあ、ポルシェのユーザーにとったら、
色んなシーンで乗るための、
バリエーションが増えたということで、
けっこう受け入れられてるようですが・・

その分
『スポーツカー・メーカー』という
カテゴリーからは、
少し距離感が出始めた気がします。

ただこれも、
ポルシェという会社の規模を考えた場合、

スポーツカーばかり作るより、
バリエーションを増やした方が経営が安定する。

そういう視点でとらえると、

正しい方向ではあるんですよね・・

でも、
今までのＳＵＶとかセダンとは、
一線を画したスタイリッシュなデザインで、

スポーツカー・メーカーとしての
『ポルシェ』のイメージを
保ち続けているあたりはさすがだと思います。

しかし！！

そんなポルシェでも、実はその昔
『農機具（トラクター）』を作ってたんですよ！（驚）

これって、、
有名人が世間に知られたくない過去を表現する
『黒歴史』っていう言葉がありますが・・

それに近いくらい、
情報が集めにくい事実なんですよね〜（笑）

でも、意外な所から、
その歴史のヒモが解けてきたんです。

僕が小学生の頃だったか、
父親からＡ１サイズ大に引き伸ばされた
『パネル』をもらったんですが、

そこにデカデカと写っていたのが、
サーキットを走っている１台のポルシェでした。

で、そのポルシェの車体には、
大きく『ＩＳＥＫＩ（ヰセキ）』という文字が、
スポンサー・ロゴとしてあしらわれてました。

しかし、、

当時まさに『スーパーカー・ブーム』

真っただ中にいた僕は、

そんなこと何も気づかずに、
ただ喜んでただけでした・・

ちなみに、
『ＩＳＥＫＩ（ヰセキ）』って、
僕が住んでいる松山市に本店がある、

井関農機という
『農機具メーカー』のブランドなんですが、

農機具の世界では超有名なブランドで、
１９６１年には東証に上場しているんですよ！

調べてみると、

実は井関農機って、
上場の翌年（１９６２年）には、

なんと、あのポルシェと提携し、
当時ポルシェが作ってたトラクターの輸入を始め、

その後は、ポルシェ製トラクターを参考にして、

自社でトラクターを生産し始めたんですね〜

まあ、今でいう
『ライセンス生産』の走りでしょうか・・

その後、井関農機は
ポルシェ・トラクターで儲けたお金で、

１９８０年代には、
ポルシェが出場していたレースに、
スポンサーとして名を連ねていました。

そして驚くことに、

その当時三栄自動車は、
井関農機が使ってた社用車のメンテナンスで、
取引関係があったんですね〜！

そんな関係もあってか、

ポルシェの写ったパネルが、
僕の手に届いたのかと思うと、

ポルシェという、
超高級スポーツカーにもかかわらず、
何となく親近感が沸いてきましたよ。

でも、トラクターを作ってた過去まで、
隠すことないのに、って思うんですけど（笑）

あなたもそう思いませんか？

関谷はやと

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