ハーレーよ、我慢しろ! 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

数日前のニュースで、

アメリカを代表するオートバイメーカーの

『ハーレー・ダビッドソン社
(以下ハーレー)』が、

『生産拠点をアメリカから国外に移す』
と表明したことで、

アメリカのトランプ大統領が、

『よりによってハーレーが真っ先に・・』と、
自らのツィッターにコメントを入れてました。

ところで、

何が『真っ先に』なのかというと・・

いまアメリカは、

海外から輸入している
鉄やアルミといった原材料に課している

『関税』を大幅に増額するという方針で、

貿易相手国と交渉しています。

ただ、

そうなると相手国も、
自国に輸入しているアメリカ製品に、

『報復関税』といって、
同じ程度の関税を課すぞ!となります。

今回ヨーロッパから、
アメリカに向けて輸出されている鉄鋼に、
大幅に増額した関税が課せられたんですが、

すると今度は、

その『報復』の対象として、

ヨーロッパに向けて輸出されている、

『ハーレー』が見せしめに遭ったんですね

これがいわゆる『貿易戦争』の一幕です。

そこでハーレーは、
報復関税から免れるため、
アメリカ以外の国で生産して
ヨーロッパに輸出しようとしたんですが・・

しかし、
それを聞いたトランプトランプ大統領が、
『生産拠点を海外に移すとは何事じゃあ!』
と、怒り心頭になってるんですね〜

というのも、ハーレーって、
アメリカを代表する企業なのに、
また、ほかでも
報復関税を受けた製品だってあるのに、
辛抱もせず、真っ先に
アメリカから出ていくとは・・と、

まあ、トランプ大統領にしてみれば、
情けない気持ちで一杯だったんでしょうね。

ちなみに、
日本からアメリカに輸出してる車も同様に、
関税を増やすと言われてますが、

だからと言って、

例えばこれをトヨタが、
『アメリカ向けの車は全部日本以外で生産します』
なんて言った日には、、

日本の製造業が終わってしまいますよね。

なのでトヨタは、
為替レートに苦しめられても、
相手国から関税を上げられても、

一定数の『国内生産』を
維持し続けているんです。

まあ、ハーレーが、
日本で生産してくれるなら、

それはそれでいいニュースですけど、
ただ壊れないハーレーになりそうで・・(笑)

また、交渉によっては、お互いに、
(貿易戦争を)『もう止めようや』とか、
『この辺りの税額で手を打とう』
となることだってあります。

たしかに、
ハーレーの立場も分かりますが、、

でも、今回の件について言えば、

すぐに海外移転を決めたりせず、

『どれがベストな選択か?』を

自国の政府と一緒に考えたり、

交渉の結果を、
粘り強く待つことも必要なんじゃないかと。

でも、もっと大切なことは、

ハーレーって、
アメリカで生産してこそハーレーだ!
というのを、ハーレー自身が、
プライドを持つことだと思います。

関谷はやと

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