ドライアウト　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

昨日は、

暦の中で『夏至（げし）』と呼ばれる、
１年の中で日照時間が一番長い日でした。

ただ、、僕が住んでいる松山地方では、
あいにくの曇り空だったこともあり、

長い昼間を楽しむことは出来ませんでした・・

しかし、

今日は打って変わって梅雨明けか！？
と思われるくらいの晴天で、

しかも、

一気に蒸し暑くなったこともあり、

工場で頑張ってくれているメカニックには、

脱水症状にならないためにも、

『しっかり水分補給をするように』と、

午後からの仕事に掛かる前のミーティングで、
ちゃんと業務命令しておきましたよ。

ところで、

この『水分補給』について・・

今でこそ、
体内の水分・塩分不足による
脱水症状が原因の『熱中症』が認知されて、

すぐに飲水できる環境になりましたが、

今から３〜４０年前の、
僕がまだ学校に通ってた頃って、

特に部活動のようなスポーツをする場面では、

『水を飲むこと』自体が、
何か犯罪のように思われていた時代でした。

『水を我慢すれば、それだけ忍耐力がつく』

なんて・・いま思うと、
半ば『拷問（ごうもん）』としか映らないような、

でも、そうやって
指導された世代の人間にとっては、

間違いだと分かっていながら、

いまだに『それも一理あるな〜』と、
思ってしまうという、、

まあ、

極限状態における
『意識の刷り込み』というのが、

いかに強烈に残るかが、よく分かるケースです。

ところが実際に、、

格闘技のようなスポーツでは、

この状況を逆手に取ることで、、

選手の能力を最大限に引き出すという、
効果的な方法があるんです！

それが
『ドライアウト』と呼ばれる方法で、

水を飲む代わりに、
レモンなどの果物だけで水分を補いつつ、

また、その酸味が、
梅干を漬ける時の塩みたいに、
『浸透圧』の作用をもたらすことで、
体内の水分をさらに抜いていくと、

体内の細胞が何らかの影響を受けて、

身体の俊敏性が格段に上がるそうです・・

ただ、
あまりにも過激というか、
危険な方法なので、
医師の指導の下に行わなければいけません・・

そこで僕が思うに、、

冒頭の『水を飲んじゃダメ』という、
大昔の根性論みたいな話って、

『ドライアウト』

という方法の、どこかが偏ったまま、
世間に広まった結果じゃないのか？

と思うんですね〜

こんな風に、
間違った認識って、実は現在でも、
意外な所に残ってるかも知れません。

なので、

特に今みたいに苛酷な季節には、

もっと自分に優しくなって、
自分の身体が欲しがってる物を、
身体に入れてあげるのが大切だと思います。

熱中症には、くれぐれもお気を付け下さい。

関谷はやと

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