ほんの数秒からの気付き　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

ゆうべ、

三栄自動車の事務所から、
車が停めてある駐車場に向かうため、

会社敷地すぐ横の
道幅１．５メートルあるかないか・・
という狭い路地を歩いてて、

あと数メートルも行けば、

道幅が広くなってるところに
差し掛かろうとした時、

ちょうど僕の背後から、
小さな光が当たってるのに気づいて、

『ああ、自転車が来たのかも・・』

そう思った僕は、

振り返るよりも、
『じゃあ早くここを通り抜けよう』と、
足を早めたんですね。

まあ、狭い路地なんで、
前に人が歩いてりゃ、

自転車に乗ってる人だって、
スピードを落とすくらいのことは
してくれるだろうと・・

ところが、
僕が歩くスピードを早めても、
自転車から照らされる光が、
段々明るく、ハッキリとなってくるんで、

結局、僕が道の端に避けて、
自転車が通り過ぎるのを待つことに・・

その自転車に乗ってたのは、
パッと見でしたが、
２〜３０歳くらいの女性でした。

ちなみに、
この間わずか２〜３秒ほどの出来事

その後しばらくして、
僕が考えたのは・・

世間で叫ばてる『交通弱者』って、
一体誰のことなんだろうと、、
思ったんですね・・

別に怒っちゃいませんよ(笑)

例えばこのケースだと、

僕が狭い路地を歩いてて、

後ろから自転車が来たんで、
ハイ僕が避けました・・

まあ、これで、
ぶつかりもせずに済んだんだから、

別にそれでいいだろう、
的な話なんですけど、

でも、

さっきの『交通弱者』で考えると、

同じケースの場合、
狭い路地で前に人がいれば、
自転車に乗ってる人は降りて、
押して歩くべきで、

例えば、もし、

これが車と自転車だったら・・

前に自転車が走ってれば、
広い道に出るまでスピードを落とし、
それから自転車を追い抜くはずです・・

ところが、
自転車を道路脇に止めさせたあげく、
走り去りでもしようものなら・・

場合によったら、
ナンバープレートを控えられて、
通報されるかも知れませんよね。

まあ、
車を運転してる人にしてみれば、

通報されるのがイヤだから、
という訳じゃなく、

たいていの場合、

『交通弱者』はどっちで、
自分はどう運転をすべきなのかが、
理解できてるからでしょう。

これが出来れば、
すごくスマートですよね。

じゃあ、どうして、
ゆうべの自転車の人は、

歩行者に対して、
これと同じことが出来なかったのかな・・？

たぶん、
車に対して自転車の方が、
『交通弱者』だという意識が、

本人を含めて、
周囲の情報もそっちばかりに
偏ってるからじゃないかと・・

なので、

たとえ悪気がなくても、

それが続くことで、いつしか、

自分は弱い立場なので、
常に守られるべき存在だと、

思い違いをしてしまうんでしょうね。

ゆうべのことで、

僕自身も気を付けなきゃと思ったのが、

どんな場合でも、

ケースによって立場が変わることを、
考えられる余裕を持っとこう・・

何より大切なのは、
『思いやり』だと気付きましたよ。

関谷はやと

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