カラオケ　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今朝の新聞に、

カラオケボックスや給食事業を運営している、

『シダックス』が、
メイン事業のカラオケから撤退して、

今後は社員食堂運営のような
給食事業に重点を置いて経営していく、

という記事が載っていました。

そういえば、、
この何年は僕も、下手すりゃ１０年近く、
カラオケボックスには行ってませんね〜(笑)

ちなみにカラオケって、

元々は『スナック』みたいな夜のお店で、

有線放送といった音楽を流す代わりに、

お客さんやお店の人が、

カラオケの演奏に合わせて歌うことができれば、
もっとお店が盛り上がるんじゃないかという、

集客を支援するアイテムとして生まれたものでした。

なので当初のカラオケって、、

今のカラオケボックスのように、
自分たちのグループ内だけで、
歌を回すわけじゃなく、

見ず知らずの人の前で、

自分の持ち歌を披露しなくちゃいけないという、

心理的なハードルが、
けっこう高いアイテムだったんですよ・・

しかし、

客層の広いお店でカラオケをすれば、

全然知らない曲を覚えられるという、

ある意味ボーナスポイントのような、
あるいは、マージャンの
『裏ドラ的な』楽しさがありました。

余談ですが、
僕は、もちろん、
こっちの方のカラオケ世代です！(笑)

さらに、夜のお店にとっても、

昼間遊ばせてるカラオケを使って、
『カラオケ教室』をやれば、

今までの倍稼げるやないか！？
ということで、

夜のお店には来ない客層を、

新たに取り込むことに成功したんですね〜

カラオケというのは、

こうやって身近な存在となりました。

ところが、

それまでは、
ただ自分の歌を披露するだけだったカラオケは、

次第にみんなで歌い合いをする
『プチ歌合戦』が目的となり、

そこに『カラオケボックス』が登場したんです。

そうなると、歌の練習をしようと、

『ひとりカラオケ』を始める人も

現れるようになって、

カラオケ自体は浸透したんですけど、

ただ、そうやってお客さんが、

合理的な考えでカラオケを利用し始めると、

『カラオケ』そのものの、

機械代とか、場所代といった、

経費ばかりが掛かって、

結局、採算が出なくなってきて、

すると、やがて、、

これも時代の流れっていうんですか・・

ついに、大手のシダックスは、

カラオケボックス事業から

撤退することになったんですね〜

でも、

だからそれでカラオケは、もう終わりか！？

というと・・

人々が歌わなくなった訳じゃないし、

元々、人々が集まって何かする、
というコミュニケーションが発展して、

カラオケになっただけのことなんで、

ちょっと先の話をすれば、

カラオケボックスという形だけは残り、

そこで、
ＶＲ（バーチャル・リアリティ）技術を使って、

自分の好きな歌手やアーティストと、
まるで一緒に歌ってるみたいな・・そして、

その様子を、その場に居なくても、
デジタルの世界で共有して、みんなで楽しむ、

そんな体験が簡単に出来るようになるはずだと・・

つまり、

カラオケの形や方法は変わっても、

コミュニケーションそのものは無くならない、

ということじゃないかと思いますが、

どうでしょうか？

関谷はやと

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