8年ルール 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今朝のインターネットニュースに、

イタリアのコンパクトカー『フィアット』が、

アメリカと中国の市場からの撤退を検討してる、
という記事が載っていました・・

理由は色々ありそうですが、、

まあ早い話、売れなかったんでしょうね〜

ところが、面白いことに日本では、

『フィアット500』

と呼ばれるモデルに人気があって、
よく売れてますし、

逆にアメリカのフォード社などは、

つい2年ほど前に日本市場から撤退しました。

こんな風に車って、

機能性とは別に『スタイル』の好みや、

所有すること自体に『ステータス』を
求められるような商品は、

仕向け先(国)によって、
売れ行きが大きく違うことがあります。

それでも、、アメリカと中国から撤退って・・

小型大衆車路線のモデルとしては、

残念ながら『ボロ負け』したのと同じです・・

まあ、、

逆にいうと、それだけ競争が激しい、

ってことなんでしょうね〜

ところで、

自動車のように
『耐久消費財』と呼ばれる製品には、

販売したあとも、ある程度の期間
『補修用部品』を供給しなくちゃならない、
という決まりがあります。

それが今回のタイトル
『8年ルール』なんですが、

自動車の場合、メーカーが、
市場で販売した車については、

生産終了から8年間は責任を持って、
補修用部品を供給しなくちゃいけません。

なので、

新車をある程度のボリュームで販売して、
しっかりと稼いでおかないと、

後々手間と経費ばかりが掛かって
大変なことになってしまうんですね〜

フィアットは、そんなことも考えて、

撤退を決断したんでしょうけど、

でも、これ逆にいうと、

小さな部品メーカーにとってはチャンスなんです。

例えば自動車メーカーから、

補修部品を作る設備を譲ってもらい、

それを自分たちで作って供給する仕組みを、

丸ごと抱え込むことができれば、

その車に乗ってる人がいる限り、

補修部品が売れ続けるはずです・・

まあ僕が思いつくくらいなんで、、(笑)

これと似たようなことをやってる

部品メーカーも、実はすでにたくさんあって、

人気車種になると8年どころか、

30年経っても40年経っても、
注文が入ってくる上、

たとえ売れ行きが悪くなっても、

部品価格をコントロールすれば、
ある程度の収益は確保できるので、

『濡れ手に粟(あわ)』か、

『人のふんどしで・・』みたいな、

例えは悪いけど、

結果は良いという側面もあるんです!(笑)

なので、

そういう部品メーカーにしてみれば、

フィアットが

アメリカと中国から撤退するというニュースは、

この上ないチャンスじゃないかと思います。

関谷はやと

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