出国税　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

来年の１月７日を境にして、

日本から、
航空機や船舶などで出国する際に、

１人あたり出国１回ごとに

１０００円納めなくちゃならない、

『出国税』なる新税の徴収が始まるそうです・・

これによって年間４３０億円の
税収増を見込んでいるそうです・・

ちなみに、どんな人が対象かというと、、

日本にやって来た外国人旅行者が
２４時間以上滞在して出国する際のほか、

日本人が海外に渡航する際にも、
その都度１０００円徴収されるんだとか。

ただ今までにも、
『出国税』自体はあったそうですが、

それはあくまで、
○○円以上の資産を保有する人が、
海外に移住する際に徴収される税で、

いわゆる
『手切れ金』みたいな意味合いが強く、

今回のように、
出国者に一律１０００円というのは初めてです・・

じゃあ出国税の１０００円って、

一体どうやって納めるのか？というと、、

航空料金や船舶料金を支払う際に、

１０００円上乗せされ、
それで納税が完了という仕組みになります。

つまり、、
航空会社や船舶会社が、
国に代わって出国税を徴収する、という形ですね・・

ところで、今回の出国税って、

一体何の目的で徴収するのか？
そう思って調べてみると、

１．快適な旅行環境の整備

２．日本の魅力に関する情報発信の強化

３．観光資源の整備による満足度向上　など、

観光振興のため、なんだそうですが・・

これを僕なりに受け止めると、
公共の施設・設備や景観地の整備費用を、
税で賄おうとしてるんでしょうけど、、

でも、、

観光といっても、みんながみんな、

景色や建造物を見に来るわけじゃなく、

たとえば、

各地の郷土料理を食べに来たり、

イベントに参加するために来日する人もいます。

さらに、、
仕事で数日の出張で来日した、
というケースだって考えられます。

となると、

そういう全ての人から、
『とにかく１０００円徴収！』ってのは、

増税ばかりが先行している感じで、

あまり説得力が無い気がします。

しかも、観光振興という、
目的が付いた『税金』になってしまうと、

とにかく予算を消化しろ！

みたいな事態が起きることも十分あります・・

ただ、その反面、

外国人観光客が日本で滞在するということは、

それだけで、
『安全』とか『きれいな水』といった、

日本だから提供可能なサービスを受ける訳ですから、

なので僕は別に、
『出国税』の徴収を反対してるんじゃなく、

『使い道』に、

もっとアイデアを盛り込んだ方が、
いいんじゃないかな〜と思ってるだけです・・

例えば出国税を納めた人には、

出国時に『日本のおいしい水』をサービスするとか、

ほかには、元々日本に住んでる人でも、

海外に行くときには『出国税』を納めるんだから、

せめて無事に帰国した場合には、

『お帰りなさい！』の意味を込めて、

逆に１０００円キャッシュバックするとか・・

せっかく『出国税』を徴収するんなら、

その引き換えとして、もっと、

日本が好きになってもらえるアイデアにした方が、

また次も日本に来てくれるようになるし、

日本に住んでる人だって、

海外で日本のことを

コマーシャルしてくれると思うんですけど・・

そう思いませんか？

関谷はやと

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