求められる性能 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

『おお〜っ!走るがや〜!!』

僕が愛知県にある、

自動車整備の専門学校に通っていた時、

僕がアルバイトをしていた、

中古車販売店の社長さんのセリフです。

何でも、その社長さんは、

わざわざドイツの自動車メーカーへ

見学に行ったことがあるらしく、

その時に、

ドイツの高速道路『アウトバーン』を走り、

時速200キロ以上を経験してきたそうです。

で、冒頭の名古屋弁は、

その時の社長さんが、

感動のあまり放ったセリフだそうです・・(笑)

ところで、、その昔、

日本で国産乗用車の開発が始められた頃の、

最大の課題は『エンジン性能』でした。

エンジンのどんな性能?って言われても、

まあ全てなんですけど・・

特に注目されていたのが『馬力』ですね。

重たい金属の塊である自動車を、

限られた大きさのエンジンで動かすわけですから、

非力なエンジンではスピードも出ませんし、

平たんな道しか走れませせんよね・・

そこで当時の自動車メーカーは、

エンジン馬力を上げるために、

しのぎを削ることになりました。

ありがたいことに、

日本には険しい山道がたくさんあって、

その中でも神奈川県の『箱根山』は、

絶好のテストコースとして使われました。

今でも『箱根駅伝』では、

日本中が盛り上がる訳ですから、

人でも車でも『箱根越え』というのは、

『一種の到達地点』として、

日本人のDNAに刻まれているんでしょうね・・

ただ箱根を越えるまでには、

自動車メーカーも相当苦労したみたいです。

中でも夏場の『オーバーヒート』では、

エンジンの冷却性能が足りず過熱し、

熱効率が落ちて馬力が出なかったり、

場合によっては、

エンジン内部の金属部品が、

熱のためが『焼き付き』を起こしたりと、

様々な問題が次から次へと発生しました。

その問題をどうやって解決したのか、

を話しだすと、延々と続きますので・・

その話は、またの機会にしますが、

なにせ自動車開発当初は、

『エンジン性能』『馬力』が課題だった、

ということですね〜

その後、

箱根を越えられるようになった車は、

高速道路網の発展と共に、

時速100キロ時代を迎えることに・・

その頃から、

車の課題が『エンジン』から『ブレーキ』へと、

重心が変わることになります・・

エンジンとブレーキって、

全く正反対な性能のように思えますが、

実は車って、

エンジン出力(馬力)の高い車ほど、

強力なブレーキが必要なんです。

このメルマガを読んでくれている人の中で、

急ブレーキを経験したことがある人なら、

たぶん実感として分かると思いますが、

危険を回避するためには、

出来るだけ短い距離で車を停めないと、

事故に遭う確率が高まってしまいます。

そんな訳で、

日本の自動車メーカーでも、

車の高速化とともに、ブレーキ性能にも、

力を傾けるようになっていきます。

関谷はやと

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