燃費が良くなったぶん・・実は、
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
久しぶりに車の技術的な話題です。
電気自動車(EV)以外の車は、
ガソリンとかディーゼルといった、
燃料の種類の違いこそあれ、
動力源として、
どの車にも、
『エンジン』がついていますよね。
このエンジンなんですが、
実は最近『ある異変』が起きているんです。
最近といっても数年前から、
徐々に変わってきたことですが、
その異変とは、、
『エンジンが勝手に停まる』ことです。
もちろん走行中にエンジンが停まると、
大変なことになりますので、
ある条件の時だけに限られます。
ちなみに、
ハイブリッドカーのように、
たとえ走行中でも、
勝手にエンジンが停まってしまう車もあります。
でもその分、
モーターの応援でしっかりと走ってますので、
そこは心配しなくて大丈夫です。
しかし、、そもそも何で、
エンジンを停める必要があるんでしょうか?
そんな疑問が浮かんできますが、
実はこれで『燃費』を稼いでいるんですね〜
稼ぐと言っても、
あなたの財布の中身が増える訳じゃありませんよ(笑)
こんな方々がいました・・
自分が乗っている車の、
使い方を細かく見直した結果、
信号待ちや荷物の積み下ろし、
乗員の乗り降りの際など、
走ってもないのに、
エンジン動かしている状態って、
『無駄なんじゃないか!?』
そう考えて、
こまめにエンジンを切りながら、
運転する人たちが現れ、
こうした方法が徐々に広まっていきました。
そして、
そういった人たちが乗っている、
車の燃料の消費具合を見てみると、
これが思いのほか良かったことから、
『それなら』ということで、
自動車メーカーによって、
ある条件のもとで、
自動で(勝手に)エンジンを停めて、
燃費に反映させようと、
コンピューター技術を駆使して開発されたのが、
『アイドリングストップ機能』とか、
『エコアイドル機能』と呼ばれる技術です。
確かにこれで燃費自体は、
飛躍的に良くなったんですけど、
その分エンジンにかかる負担も、
これまた、
『加速度的に』増えていったんですね・・
まあ、全てにとって良いことなんて、
そうそうあるもんじゃないです。
そのせいで、
エンジンの中の重要な部品である、
『エンジンオイル』に求められる性能も、
昔のように、
『ただ馬力を出す』とか『スピードを出す』
というような、
シンプルな性能じゃなくなったんです。
ちなみにエンジンって、
燃料を爆発させることで、
動力(回転力)を得る仕組みです。
それと同時に、
ものすごい熱エネルギーを発生します。
なのに、
そういった状態の時に、
突然エンジンが停まるということは、
内部の回転部分も停まっているので、
その間エンジンオイルの循環がされません。
すると、
熱くなっている
エンジン内部の金属部品の表面に、
付着しているエンジンオイルって、
熱したフライパンの上に落した油と、
同じ状態になります・・
そして、
その状態で再びエンジンを始動するというのは、
これまた焼けたフライパンの上に、
材料を置いたのと同じ状態です。
熱すぎると材料は焦げてしまいますよね・・
アイドリングストップ機能というのは、
この状態を頻繁に繰り返しているんです。
これが今までの車と比べて、
いかに『熱の影響』によって、
エンジンオイルに負担がかかっているかが、
分かってもらえるかと思います。
そして、
その解決策はたった一つ!
適切なタイミングで
『オイル交換』するしかありません。
じゃあ、
いつオイル交換すればいいの?
となりますが、
それについては、また次回以降に!!
関谷はやと
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