ふとカメラを見てて・・ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

車に付いている装備の中で、

『バックカメラ』と呼ばれるものがあります。

その文字通り、

ギヤをバックに入れた時に、

後方の視界を確保して、
バックする時の補助をしてくれる装置です。

このバックカメラ、

元々は、
後ろがコンテナになっている、

貨物トラックのために使われていたものです。

というのも、

コンテナになっていると、

バックミラーだけじゃ、
真後ろが全然確認できません・・

それを勘と経験に頼ってばかりじゃ、

もし、トラックの後方に、

急に何かが飛び出したりした時、

『全然見えなかったから・・』

では済みませんからね。

そういった安全確認のために、

バックカメラは装着され、

現在では乗用車にも普及しています。

また、最新のものになると、

後方を確認するだけじゃなく、

『全方位カメラ』として、

左右のドアミラーや前方のバンパーにも、
カメラが装着されて、

ちょうど真上から、

車を見下ろしているように
確認ができる車もあります。

『バックカメラ』がここまで普及したのも、

『便利だし、あったらいいなあ・・』
という需要が下地にあって、

その上カメラ自体を、

『大量に』『安く』『小さく』

作る技術を開発したからこそです。

先ほど話した、

トラックに装着され始めた頃のバックカメラって、
めちゃくちゃ大きくて、

ドーナツが10個ほど入る箱がありますよね、、

あれと同じくらいの大きさでした・・

そして重さも5〜6kgはありました。

ただ、この大きさだと、

いくら便利で安全だからと言っても、

さすがに乗用車には付けられませんよね・・

しかし、

その後は段々と小さくなって、

現在では、
2センチ角くらいの大きさです・・
ちょうど昔の角砂糖と同じ大きさですね。

しかも、
カメラについているレンズも小さくなって、

あなたが持っている、
携帯電話やスマートフォンについている、

カメラのレンズと同じ大きさです・・

そして、
こういった便利なものが普及すると、

技術の進化には加速がつきます。

しかも直線的な進化じゃなくて、

真上に上がるようなカーブを描いて進化します。

特に、日本の製品開発の特徴として、

世の中にヒントとなるような製品が、
いったん現れると、

その後は、猛烈な開発競争をして、

あっという間に洗練された製品に仕上げてきます・・

こんな風に製品の性能も、

どんどんと良い方向に向かいます。

ところで、

この15年ほどの間に、

『SANYO』

『パナソニック』

『ソニー』

『シャープ』といった具合に、

日本の家電メーカーが、

なぜか次々と経営難に陥りましたね・・

そして現在は、

日本に『冷蔵庫』を普及させた家電メーカー

あの『東芝』さえも経営難になっています。

まあ原因はいろいろあるでしょうけど、

製品を進化させていく技術力そのものは、

失くしていないはずです。

今回の東芝のように、

『高い技術力』はあるのに、

『将来を見据えた製品企画』とか、

『経営に関する長期的な展望』を誤ってしまい、

その結果、経営に行き詰まる企業って、

意外と多いんです。

こういった企業を何十社、何百社と見ていて、

僕が共通したものを感じるのは、

「あの会社、技術力はあるのになあ・・」
みたいに、

世間との違和感(ずれ)を感じたときに、

決まって経営に問題が起きているような気がします・・

こんな風に表現されてしまった企業にとって、

一番必要なのは、

お客様の声を聞いて製品に反映させることです。

つまり、自社の製品を
『誰が使って(買って)くれているのか』を、
冷静・謙虚に受け取れるかどうかです。

こうやって、
口で言うのは簡単ですけど・・

でも、ビジネスをやっていると、

実はこれが一番大切だけど難しいことなんです。

なので、

それが出来ずに経営に行き詰まる企業が、
後を絶たないんですね・・

関谷はやと

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