TPPの対応策はマンガにあった、しかも30年前の・・ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今回の話題は、

僕のような、
車のビジネスに関わっている人間だけじゃなく、

日本の基幹産業にとって、

とても重大なことです・・

報道によると、

アメリカのトランプ大統領が、

選挙前から公言していた『TPP不参加』に、
決定的な判断を下しました。

『TPPは永久離脱!!』

つまり、

参加予定国で取り決めたルールには従わない、
ということです。

ちょっとここで、

もう一度『TPP』についてお話しします。

トランプ大統領がいま言っているのは、

TPPの中の『貿易関税』に関わる部分です。

これはTPP加盟国同士が、

製品を輸出入する場合の関税を低くする、
または無くすことで、

品物を輸出する側にとっては、
各国に向けて大量に輸出できます。

また輸入する側も、その品物を
自国内に安い価格で流通させることができます。

このメリットが、
日本国内では支持されたことで、
日本はTPPに参加することになりました。

しかし、僕なりに調べてみると、

このメリットって、実は表向きのことで、

その反面、
人件費の安い国に生産が偏ってしまう、
というリスクを伴っていることが分かりました。

そりゃあそうです・・

関税が無くなるということは、
輸出入の『国境』が無くなるのと同じです。

それなら、

同じ価格で売れる品物だと、
人件費の安い加盟国で作れば、より収益が上がります。

それをトランプ大統領は、

アメリカ国民にとって最も身近で分かりやすい、

『自動車』を利用することで、

問題を表面化させ、
TPP参加離脱に対して『民意』を得る、
という方法をとりました・・

内容はともかく、

やり方は日本より数枚上手です・・

なので、今となっては、

関税のパーセントがいくらだとか、
日本の自動車メーカーの工場が現地に何か所ある、

なんていう反論は鼻から通用しません・・

交渉にあたっている人たちは、

この問題がすでに『感情論』にまで、

達していることに気づかないといけません・・

しかし、これと同じような出来事が、

実は30年も度前にも起きていたんですよ。

僕はそのとき、
ちょうど車業界に足を踏み入れたばっかりでした。

自動車工場を解雇されたアメリカの労働者が、

ハンマーを振り上げて日本車を叩き壊すという、

『パフォーマンス』を、
テレビでリアルタイムに見ていました・・

あの時僕は、
何とも言えない不安な気持ちになったのを、

今でも鮮明に憶えています・・

でも心配しなくて大丈夫です!!

すでに30年前、
それを見事に解決に導いた人物がいました・・

しかし、ちょっと問題がありまして、、

残念なことに、
実はこの人物、マンガの主人公なんです・・

原作は『史村翔(ふみむらしょう)さん』

別名『武論尊(ぶろんそん)』といって、

人気漫画『北斗の拳』の原作者でもあります。

そして作画は、

劇画調の作風で有名な漫画家、
『池上遼一さん』という方との共同作で、

『サンクチュアリ』という作品に登場しています。

ちなみに、サンクチュアリという言葉、

『聖域』とか訳されていますが、

当時流行した言葉で、

別の本のタイトルにもなってましたね・・

また作品中には、

当時起きていた、
『日米自動車摩擦問題』といった話題を、

タイムリーに描いていました。

そして、

その中に登場するアメリカ大統領は、

もちろん架空の人物なんですが、

その名前がなんと!『クランプ大統領』なんです・・

ビックリです・・

もちろん『クリントン』と『トランプ』を、
合わせて2で割った名前です・・

ちなみに、

当時の『クリントン氏』は、
まだアメリカの『一州知事』で、

それでも次期大統領候補のうちの一人か?
くらいの立場だったはずです・・

そして『トランプ氏』はというと、

その当時、バブル経済と呼ばれた時代に、

あの、全面ガラス張りのキラキラとしたビル、

『トランプ・タワー』のオーナーとして、

また『カジノ王』として、

日本でも知る人ぞ知る、といった人物だったそうです。

ちなみに僕は知りませんでした。

これって今となっては偶然かも知れませんが、

アメリカの事情に相当詳しくないと、

こんな名前は思い付かないはずです・・

本当に事情通というか、

実際に世間で起こっていることを、

正確かつ冷静に分析しているあたりはさすがで、

政治家や経済評論家の方も顔負けです・・

ところで、

このマンガの主人公が、

どうやって、
『日米自動車摩擦問題』を解決したか!?

それは、実際に作品を手にしてみて下さい・・

マンガといえども、

入念に作り込まれた作品って、

時に現実に起こっている、
問題解決の参考になることもあります。

トランプ大統領によって決断された、

今回のTPP完全離脱のあと、

日本の自動車産業というか日本にとって、

どんな問題が起きて、

どうやって切り抜けたらいいのか!?

本職の政治家の方にとっても、
きっと参考になるはずです・・

なので、もしあなたが、
TPPの行方に興味を持っていたら、

読んでみると面白い作品かも知れませんよ。

ちなみに、
作品全体のストーリー自体が、

とてもよく出来ていたんで、

不覚にも僕は、

ラストシーンで涙を流してしまいました・・

関谷はやと

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