毒を持って毒を制す、みたいな話　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

車に装備されている盗難防止装置が、

この最近複雑化しています。

特に困るのが、

うっかりとキーを紛失してしまったときです・・

再度、キーを作り直すことはできるんですんが、

キーを差し込まない電波式キーの場合、
車とキーの照合設定をしなくてはいけません・・

しかも、
セキュリティに関わることなんで、

キーの交換や設定については、
そのやり方が厳重に管理されています。

自動車メーカーも、
おいそれとは情報を教えてくれません・・

まあ、当たり前と言えば当たり前ですけど、、

こうしたセキュリティ情報は、

自動車メーカーと、
そのメーカーの販売店が握っているんですね・・

ですので、

キーの再設定を頼んだりすると、

その費用も、
自動車メーカーのほぼ言い値に近いような感じです。

国産車のキーでも、
小さなリモコン一つが２万円前後します。

そのうえ設定費用も数千円・・

自動車メーカーは、
『情報は金なり』を地でいってます・・(笑)

という訳で、

もしこのタイプのキーをあなたが持っていたとしたら、

紛失などには十分気を付けて下さいね。

しかし、

いくらあなたが、
キーを紛失しないように気を付けていても、

以前このメルマガでお話しした、

盗難車の人気（？）ランキングベスト１０の中に、

もしあなたの車が入っていたとしたら、、

あなたは、
さらにセキュリティに気を配る必要があります。

車両盗難をはたらく連中は、、

これらのシステムを熟知しており、

車に装着されている、
『盗難防止装置』さえも、

破ってしまうんです・・

そういえば、、

これに似たケースを思い出しました。

パソコンのセキュリティ・システムに侵入して、

データを盗み取ったり、

あるいは、
コンピュータ・ウィルスを送り込んで来たり、

遠隔操作によって、
内部データを破壊させるような、

『ハッキング』と呼ばれる行為です。

しかし、
コンピューター会社によっては、、

このハッキングをする『ハッカー』たちに、

ソフトウェアを開発するときの手助けを受けている、

という話を聞いたことがあります。

つまり、、視点を変えれば、

このハッカーたちの力を利用することで、、

よりセキュリティ性の高いソフトウェアを作れる。

ということですね・・

これは、
医薬品を開発するのと、ちょっと似ています。

身体に抵抗力をつけるために、
威力を弱めたウィルスを使った薬、

『ワクチン』がそれに当たります。

最初にお話しした、
車の盗難防止装置も、

コンピューターや医薬品開発のやり方で、
セキュリティ性能を上げるのも、

一つの方法だと思います・・

ただ、

装置の開発を、
自動車盗難のプロたちに頼れば、

『盗人に追い銭』状態になります・・

連中は信用なりません！！

ですので、
これをやるなら、自動車メーカー独自で、

『自動車盗難のプロ』を養成して、
盗難防止システムを開発するシステムが必要です。

関谷はやと

忘れた忘れた

スマートフォンの火災

出しつくしたら、何もでなくなる

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