梅雨も明けそうですが・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

梅雨明け間近というのもあって、

連日暑い日が続いてますが、

体調に変わりはありませんか？

熱中症対策をされ、

無事にこの夏をお過ごしください・・

ところで、

僕が住んでいる松山では、

この最近まとまった雨が降ってませんが、

雨が降れば『傘』が要りますよね。

この傘なんですが、

時代と共に材料や構造が変わっていて、

その昔は、

『蛇の目傘』とか『番傘』のように、

木製の骨組に紙製の傘、

そこに油や塗料を塗って
耐久性・防水性を持たせていました。

その後、金属製の骨組みに、

ナイロンのような化学繊維でできた傘が登場し、

今では、骨組みもプラスチック製になり、

軽量で頑丈な傘になりました。

ちょっと時代は前後しますが、

傘が広まる前は、

もっぱら帽子のように頭に被る『笠（かさ）』や、

『蓑（みの）』と呼ばれる、
レインコートのように身にまとう雨具が主流でした。

いずれも植物を素材にした雨具ですね。

そういや、

秋口から春先にかけて、
木の枝にぶら下がっている『ミノムシ』って、

人が『蓑』を身にまとった姿にソックリです・・

面白いネーミングを思いつくもんですね〜（笑）

ところで、

『雨をよける』という目的の傘ですが、

調べてみると、

１９６４年に開催された『東京オリンピック』を境に、

あの透明な『ビニール傘』が大ブレイクしたそうです。

屋外の競技場など、

雨の中でも観戦するのに便利だったのが理由でしょう・・

非常に画期的な商品だったと思います。

ちなみにビニール傘って、
日本で発明された商品らしいですね。

これは驚きと同時に尊敬します！

さらに興味深いのは、

東京オリンピックでブレイクしたビニール傘を、

『選挙演説』に利用した候補者がいたということです・・

選挙をビジネス視点で見れば、

商品を売る＝自分自身を売るということで、

候補者自身が『商品』そのものだと言えます。

商品なら、

店頭でほかの商品に紛れて埋もれるより、

少しでも目立つことで、

お客様の目に留まらなければ売れません。

この点は選挙もビジネスと同じで、

まず自分の『顔と名前』を

投票者の人々に覚えてもらわなければ、

候補者の訴えなど印象に残りません・・

こんな風に、

目的達成のためには何をするべきか？

を理解して実行できる候補者なら、

前例や既成概念ばかりにこだわることなく、

良いアイデアをどんどん実現していくでしょう。

雨とビニール傘の話題から、

選挙の話に振れてしまいましたが、

そのついでにもう一つ・・

たとえ雨の中の選挙演説であっても、

聴衆の中に一人でも傘を差してない人がいれば、

決して傘を持たなかった人がいました。

この人物こそ、

かの有名な政治家『田中角栄』氏です・・

その理由はいたってシンプル、

『自分の話を聴いてもらおうと思ったら、
相手と同じ境遇になってみないと、
相手の気持ちも分からないし、
共感してもらえる訳がない！』

今でも人気があるのは、

こういった振る舞いを自然に出来るところが、

人々の気持ちを惹きつけたからでしょうね。

しかし後年は、

風邪を引いて肺炎でも起こされたら、
それこそ本末転倒、ということで、

隣で秘書の方が傘を差していたそうです。

そのおかげで、

秘書の方も雨にぬれずに済むようになったとか・・（笑）

これもこれで、

茶目っ気があって憎めないところだと思います。

関谷はやと

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