センター試験に刺激されて・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日、このメルマガで、

僕が住んでいる愛媛県に使われている、
『愛』という漢字について前置きしました。

現在この漢字を使っているのは、
世界の中で日本だけ、という、
衝撃の事実もお伝えしました・・

というわけで早速、

文字を分解していきましょう。

ちなみにネタ元は、

三省堂の『漢辞海』という辞書です。

誰のかは分かりませんが、

事務所に置いてありましたので、

ちょっと拝借することにします・・

『愛』という文字自体を辞書で引いてみると、

人に恩恵をほどこす、めぐむ。

いつくしむ。

かわいがる、めでる・・という意味がありました。

そして『愛』という文字の中心には、

『心（こころ）』という漢字が入っています。

見てすぐに分かりますし、

これで何となく文字全体のイメージもつきますね。

さあ、ここからが大変です・・

心の上の部分と、下の部分に分けてみると、

まず、上の部分ですが、

『ノ』という字の下に点が３つあって、
（これは『小』という字だそうです）

そのもう一つ下に『ワ』がありますね。

ちなみに『ワ』という字には、
『布などで覆う』様子を表しているそうです。

問題は、一番上の部分です・・

『愛』という字の元になる漢字を調べてみて、、

これが一番適当かな、と思ったのが、

『孚（ふ）』という漢字です。

意味は、

誠意、まこと、人から信服（しんぷく）される、

と書いてあります。

また、卵がかえる様子の、

『孵化（ふか）』の元になっている字です。

これで、心から上の部分はＯＫです。

次に下の部分にいきます。

この『夂』という形

友達の『友』にも似ているし、
『又（また）』という字にも似ています。

単独では『ち』と読むそうですが・・

『ち』って言われても、
何のことかさっぱりわかりませんよね。

せいぜい舌打ちするときに使うくらいです。

などと、
しょうもないことを言ってないで続けます（笑）

『夂』の意味は、

後から続いて行く。あとで送る。

人の両足の後方に、
送り至らせるものがあるさまに象る（かたどる）

とありました・・

『足あと』とか『時間の経過』
みたいなイメージでしょうか？？

さらに調べてみると、

部首としては『ふゆがしら』と呼ぶそうで、

『冬』という漢字の上の部分だったんですね。

しかし『夏』という漢字にも、

使われているんですけど・・

その場合でも『なつした』とは呼ばず、

『ふゆがしら』なんです・・

これを組み合わせたら、
『愛』という漢字になりました。

じゃあ、意味を組み合わせてみると・・

ここまで頑張ったんですから、

『愛』は『愛』でしょう！！ではダメです・・

ということで、

僕なりに組み合わせてみると、

『信頼によって覆われた心が、

時が経つにつれて確かなものになっていく』のが、

愛媛県の『愛』という字です！！

あ〜っ、しんどかったです・・（笑）

ところで、

ちょっと話が逸れますが、、

愛媛県の『媛（ひめ）』という文字も、

実はこの世から無くなりかけた！！

という話も、前にしたことがあります・・

という訳で、

『愛媛』という文字って、

なかなか波乱万丈な人生（？）、

ならぬ字生を歩んでいるんですね〜

しかし、字生とは反対に愛媛県って、

穏やかな気候で暮らしやすい場所なんですよ。

関谷はやと

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