３連勝とは恐れ入った！
From：関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
今朝の新聞の見出しに、
『人工知能がプロ棋士に３連勝！』
と大きく書かれていました。
囲碁の試合結果だったのですが、
最近こういった、
人口知能（ＡＩとも言うそうです）の話題を、
よく耳にするようになりましたね。
車の自動運転にも、
この人工知能の技術が応用され、
車の制御だけでなく、
人の運転操作に関わっている、
危険予知や、行動予測、障害物認知にも、
欠かせない技術です。
応用できる範囲は、
車だけではないので、
もはやどの国も国策として、
力を入れている様子です。
ところで、
さっきの記事を見て、
僕が直感したのは、
「プロ棋士頑張れ！！」
だったんです。
人工知能と言っても、
もともとは機械もので、
人間が作り出したものではあるんですけど・・
それでも、
やっぱり勝負ごとになると、
人間と機械とで比較してしまい、
プロ棋士の方を応援したくなるのが、
人情ってもんじゃないでしょうか・・
そこで、
何でこんな感情が沸くんだろうと、
僕なりに考えてみたんですが、
この記事のケースで起きた、
一番大きな感情は、
もしかしたら将来自分自身が、
人工知能にコントロールされるんじゃないか。。
そんな感情になったんだと思います。
でも話が、車の自動運転となると、
ほとんどの人が、
その技術の進化に大歓迎なんですよね・・
自動運転は、
僕たちのうっかりミスをカバーしてくれます。
また、高齢になって体力が衰えたとしても、
今までのように変わらず、
自分の好きな時に車に乗ることだって可能です。
たぶんあなたも、
自動運転技術が発達して、
こういった未来が待ってくれているなら、
それは大歓迎のはず・・
僕たちは、
自分のミスを補ってくれる、
人工知能に対する『期待』の感情がはたらいて、
いまよりもさらに技術が進化することを
無意識のうちに望んでいます。
しかし、
囲碁の試合で人工知能が、
人間に勝ってしまうようなケースだと、
正反対の感情になります。
ちょっと言い方がきつくなりますが、
人工知能が勝つというのは、
人間の判断ミスに付け込んで勝利する、
ということです。
つまり僕たちは、
ミスに付け込まれて負けることに対する、
『恐れ』の感情が起きて、
その裏返しとして、
同じ立場（この場合プロ棋士）を応援する。
そういう行動に出るのだと、
僕なりに考えてみました。
『人間の判断ミスに対処する』という、
同じ役目をしているはずなのに、
状況が違うだけで、
僕たちが持つ感情は正反対になります。
まあ・・『人工知能』にとっては、
たまったもんじゃありませんよね（笑）
でもこれが人工知能じゃなく、
人が相手の場合でも、
同じ感情が起きていることに、
あなたも思い当たりはないですか？
僕の場合、
社内のスタッフをフォローしようと、
そのつもりでアドバイスをしたところ、
相手は、
自分のミスを指摘されたように感じて、
反射的に言い訳をしようとする・・
どちらが良い悪いというのではなく、
こういったケースがよくあります。。
これって、
相手への言い方も大切なんですが、
実はもっと根本にある、
コミュニケーションが足りていないと、
よく起こるそうです。
じゃあコミュニケーションを取るためには、
どうすればいいのかと、
悩みつつ色々学んでいたところ、
誰に聞いても、どんな本を読んでも、
まず最初に口を揃えて言っていることは、
『笑顔とあいさつ』でした。。
ところで、
人工知能技術の最先端では、
この『笑顔とあいさつ』までも認識するそうです・・
これは僕たちが得意な分野です！
中にはいつも『仏頂面』の人もいますが・・（笑）
結局のところ、
『笑顔とあいさつ』が人間と機械との
コミュニケーションを取り持つ、
一番大切なスキルになるかも知れませんね。
関谷はやと
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