名前にまつわるエピソード　

From：関谷はやと

インターネットの話題欄に
タレントの中川翔子さんがＳＮＳに
自身の本名を改名しようかどうか、
真剣に悩んでいる‥という記事がありました。

というのも、この方のご両親が
薔薇（バラ）の花が好きだったこともあって、
『薔子＝しょうこ』（と読めるそうです）
と名付けようとしたところ、
出生届が受理されなかったそうです。

たぶん、薔（ば）という漢字が
名前に使えなかったんだと思いますが、
その場で受理してもらえないのって、
結構ショックを受けるんじゃないでしょうか・・

そこで出生届を出しに行っていた、
中川翔子さんの叔母さんが、
『もう、じゃあ、ひらがなでいいわ！』と、
出生届けに殴り書きしたところ、
『しょうこ』と書くはずが
勢いで『よ』の字が大きくなり、
大文字のまま受理されてしまったんですね。

以来、
本名『中川しようこ』で過ごしてきたんですが、
名前のことは、ずっと悩んでいたそうです。

これと似たエピソードがあって、
何度かお話ししているので、
知っている人もいるかと思いますが、、

僕の名前は、
ひらがなで『はやと』と書くんですけど
実は僕の場合も、当初出生届に
漢字の『隼人』で届け出たところ、
『隼』の漢字は名前に使えないという理由で
受理されなかったんですよ（驚）

なので中川翔子さんには、
ある種の親近感を持っています。

ところが僕の場合は、
両親からそのいきさつを知らせれないまま
『隼人』という漢字を高校卒業まで使ってました。

ただ高３になって就職試験を受ける際
学校から住民票を提出するように言われ、
内容を見ないまま提出したところ、
放課後、担任の先生から呼ばれ
『お前の名前、ひらがなやったんか！？』
と問われ僕自身ビックリ仰天したことを
今でも覚えています。

さすがに『隼人』で過ごした年数の
２倍近い年数が経った今では、
すっかり馴染んでますが・・（笑）

ただ、
父親である先代と一緒に仕事をしていた頃

訪問先などで僕の名刺を見ると驚きながら
『ひらがなって珍しいですね〜』
そんな風に相手から言われると父親は決まって

『ひらがなだったら誰でも読めるじゃないですか』
などとトボケていたので、僕は僕で内心
『自分が名付けたんだろうが！？』と
まあ掛け合い漫才みたいな感覚でしたが、

いま思えば、ひらがなにしてでも『はやと』と
名付けたかったと受け取るしかありません。

関谷はやと

 
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