短期間で普及した理由　

From：関谷はやと

車業界向けの日刊紙に、
ＥＶの普及状況に関する記事があり、
それによると日本の場合は欧米と異なり、

エンジン車と同様ＥＶにおいても
軽自動車の普及台数が伸びているそうです。
ちなみに、どのくらいの伸びかというと・・

日本初の量産型ＥＶとして、
２０１０年に発売された日産リーフが、
累計販売数５万台を達成するまでに
４年もかかったのに対して、

同じ日産で昨年６月に発売された、
軽乗用タイプのＥＶ『サクラ』は、
何と１年間で達成してしまったんですね〜（驚）

たしかに、
１ヶ月で４千台以上も売れている計算となり、
僕が住んでいる松山でも
走っている姿をよく見かけるので、
売れているのは間違いないでしょう・・

でも世の中で、
いくらＥＶへの関心が高まったとはいえ、
他のＥＶは月４千台以上も売れていないので、
するとサクラの驚異的な普及スピードには、
他とは何か異なる理由があるはず・・

そこで僕なりに考えてみたんですが、
まず車両価格は約２５０〜３００万円です。

まあＥＶの場合は
国から５０万円の補助金が支給されますが、
いくら最近の軽自動車が高くなっているとはいえ、
補助金を考慮しても決して安くはありません。

そう考えると、
やはり最初にお話ししたように、
軽乗用車だという要素が大きいのかも・・

たしかに軽自動車は、
ボディーサイズや出力が制限されている分
普通車と比べ税制面で優遇されていますが、
ただ、そこはエンジン車も同じですからね。

となると、、
軽乗用タイプのＥＶが急激に増えたのには
もっと別の理由があるんじゃないかと・・
という訳で考え至ったのが、ＥＶなら
自宅にコンセントを設置すれば充電できますが、

エンジンタイプの軽乗用車だと
給油のために、わざわざガソリンスタンドまで
出向かなくちゃなりません。

この使い勝手の差というか、、
自分が本当に必要な時だけ車に乗れば良い、
という状態を実現したことが、
多くのユーザーに受け入れられた
最も大きな理由じゃないかと思います。

関谷はやと

 
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