水素の可能性　

From：関谷はやと

つい昨日のことですが・・
僕が使っているＰＣのインターネット画面に
突然『水素エネルギー普及へ１５兆円』
といったタイトルが赤帯で表示されたので、

『１５兆円とはまた大胆な額じゃないか！？』
と、思わずクリックしてしまいましたよ。

というのもこの最近、
石油価格の値上がりとともに
電気料金も値上げされ、
その結果、工業製品や食料品など、
ありとあらゆるものが値上がりしてるので、

おそらく僕自身が『○○エネルギー』や
『○○円』といったフレーズに、
いつの間にか敏感になってたんだと。

ニュースの詳細は、
２０４０年までに水素エネルギーの利用料を
現在の６倍にあたる１２００万トン程度に
引き上げる目標を掲げているそうで・・

その際、課題となる石炭や天然ガスの
市場価格との差額を補助する制度の創設や
水素を大規模に利用するための
コンビナートの整備費用などに
１５兆円規模の投資を見込むそうです。

ただ一方では、
すでに普及もしていて
身近なエネルギーの石油や電気じゃなく、
なぜ水素に１５兆円も投資するのか？
と思う人もいるんじゃないかと思います。

たしかに、さっきの値上げの話のように
その１５兆円を電気代や石油製品の
値上がり対策に使ってくれた方が助かるのに・・
という差し迫った状況があるので、
『なぜ水素なの？』となるのも分かります。

という訳で水素について考えてみると、

水素（H）は空気中に含まれていて、
水（Ｈ２Ｏ）の構成物でもあります。
（もう一つの『О』は酸素です）

また水素は酸素と結びつく際に
熱や電気といったエネルギーを発生するので、
これを利用しようというのが今回の目的です。

さらに水素（Ｈ）は、
いま世界中の課題となっているＣＯ２
（二酸化炭素）に結び付けることで、
ガソリンと同じＨＣ（炭化水素）と
水（Ｈ２Ｏ）になり、
量や価格面をクリアできれば
石油に引けを取らないくらいの
エネルギーとなります。

しかも日本の周りは海、
つまり水に囲まれているため、
水素の原料はほぼ無限にあります。

まあ何を水素の原料にするのか？
それはこれから研究が進むんでしょうけど、、

もし水を原料とする水素が
日本の主要なエネルギー源として普及すれば、
石油の輸入に頼らなくて済みますよね。
１５兆円掛ける価値は十分あると思います。

関谷はやと

 
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