ＥＶメーカーの実体　

From：関谷はやと

先日、トヨタの高級車ブランド、
『レクサス』から初となるＥＶ専用モデル
『ＲＺ４５０ｅ』が発売されました。

またレクサスにとっては、
２車種目となる今回のモデル発売を機に、
レクサスＥＶユーザーの利便性を
高める目的として２０３０年までに、

大都市の商業施設など全国１００か所に
レクサス直営の急速充電ステーションを
整備すると発表しました。

つまりレクサスＥＶに乗っていれば、
この施設を優先的に利用できるので、
外出先での充電順番待ち、という悩みを
いくらかは解消できるはずだと・・

こうしたＥＶに乗る際の、
一つの悩みのタネというか不安ごとを
ユーザー目線で解決しようとする
レクサスのような取り組みは、
今後ＥＶの普及とともに
ますます増えてくると思います。

例えば、
クレジットカードの付帯サービスのように、
駅や空港、ホテルや
ショッピングセンターなどで
『○○社のＥＶ優先の充電ステーション』
といった光景が見られるんじゃないかと。

そう考えると、
数あるＥＶの中からユーザーに
自社のＥＶを選んでもらうには、

ただ航続距離を延ばせりゃいいとか、
充電時間を短く済むように
ＥＶを作るだけじゃなく、

またガソリンを給油して走る
エンジン車のように
車を販売するだけにとどまらず、

充電を含めて電気エネルギーの供給を
どれだけスマートに提供できるか？の方に
重点を置く必要があるのがよく分かります。

実はこの点においても
他社より進んでいるのが、
アメリカのＥＶメーカー『テスラ』です。

その証拠に、
テスラのホームページを見てみると、
ＥＶのそのものに対する説明と同じか、
それ以上に充電サービスに関する情報や、
テスラが行っている大容量の急速充電網
『スーパーチャージャー』について、
こと細かく記載されています。

そういえば以前、
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が
テスラのことを『ＥＶメーカーじゃなく
電力マネジメントの会社だ』と話していて、

実に的を射た表現だなあ・・
そう思ったことがあります。

ただ、
いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでは分かりやすくするため、
あえて『ＥＶメーカーのテスラ』
と表現していますが、

実際は今お話ししたように、
ＥＶには車としての機能だけじゃなく、
様々な要素が絡んでいるんですよ。

関谷はやと

 
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