経営立て直しよりも困難な○○
『今こそ不平等条約を解消する時だ!』
明治維新さながらのフレーズが登場した背景には
当時2兆円もの有利子負債を抱えて
経営不振に陥った日産自動車が、
今から24年前に提携した(1999年)
フランスのルノーとの間で交わされた出資割合
いわゆる『持ち株比率』の差をめぐって、
日産とルノー両社の経営状況が
当時と現在とで大きく変わったことにより、
見直しが進められようとしているからです。
ちなみに、
24年前に提携した当時の出資比率は、
日産がルノーの株式を15%保有するのに対し
ルノーは日産の株式を約37%と2倍以上の
出資比率差がありました。
その後、日産はルノーから新たに迎え入れた
カルロス・ゴーンCEOによる
大胆な経営改革の効果もあり、
わずか5年ほどで負債を解消できるまでに
経営状況が回復したんですね(驚)
結果は上々となりましたが・・その前に、
なぜ当時の日産が日本の企業とではなく、
フランスのルノーと提携することになったのか?
という疑問があります・・
まあ、あえて共通点を挙げるとすれば、
両社とも設立時は国の将来を見据えて作られた
国策企業だったという歴史的背景があります。
(日産の場合はすでに民間企業になってますが)
話を戻します・・
ただ日産ほどの巨大な企業なので、
複雑な事情が絡み合ってることは想像できますが、
世間で知られている理由の1つに、
日産社内が経営側と労働者側との間で
大きく割れてしまい統制が取れなくなった結果、
経営不振に陥ったことが挙げられます。
いわゆる『内輪もめ』というケースなんですが、
こうした場合、経営体制を新しくしても
内部から持ち上がった人物が経営者だと
感情の方が先立って上手くいかないので、
大抵は外部から新たな経営者を招き入れる
ことが多いです。
ところが、、
せっかく新しい経営者を外部から招き入れても、
内輪もめの当事者たちが影響力を持ったままだと、
新しい経営陣の言うことなど聞きませんよね。
となると、
その影響力を取り除く必要があるんですけど・・
そこで採られた方法が、
日産の場合は外部(ルノー)からの出資比率を
圧倒的多数にすることで内輪もめの当事者たちが
モノを言えなくなるようにすることだったんですね〜
もしこれが日本の企業から
新たな経営者を招き入れていたとしたら・・
日本企業同士ということで、かえって
感情的な問題が残ったままになっていたはずだと。
ところが、そうした感情的な問題を
防ぐために設けられた出資比率の差が今度は
新たな感情論となって両社の間に現れるとは・・
もしかすると、経営の立て直しよりも
人間の感情の方が面倒なのかも知れません(笑)
関谷はやと
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